禁煙サポート結果
2011-09-04
金曜日のK衛生士の症例検討会、うめつ歯科医院にいらしている歯周病患者さんへの「禁煙指導の最近の状況」の報告です。
ここ4年間、うめつ歯科医院の歯周病で歯科衛生士が担当している患者さんの喫煙率は、22。0%でした。
その内で禁煙をされた患者さんは11、3%でした。
この数字は、禁煙外来に通われて禁煙された患者さんの達成率よりは低いですが、歯科では禁煙用の薬剤の処方が出来ませんので、このくらいの数字でしょうか。
うめつ歯科医院でも真剣に禁煙を考えていただける患者さんは、近隣の禁煙外来がある医科の先生に紹介をしています。
今は飲み薬の「チャンピクス」が一番成績が良いようで、達成率44%というデータがあります。
一般的に、男性へ禁煙をお話しする時は理論的に、女性にお勧めする時は美容的な問題をお話しすると効果的と言われています。
女性に美容への悪影響をお話しする時の決めてはこの写真です。
この写真は禁煙に関する講演や研修の際には必ず出て来る写真です。双子の姉妹で左の方はタバコを吸われた方で、右は非喫煙者でした。もう明らかに別人で同じ年とは思えませんね。
また、こちらは「もしタバコを吸ったとしたらこんな顔になりますよ」と言うことを想定して作成した写真です。
歯周病に対してもタバコの影響は、非喫煙者より3~5倍歯周病の進行が早くなり、
かつ歯ぐきが腫れる等の症状も出にくくなります。それだけ早期発見も遅れ重症化して
歯科医院に来院することになります。