お口の機能を育てましょう
うめつ歯科医院でお口の機能に注目してMFT(口腔筋機能療法)を始めて、12年以上経過しました。
うめつ歯科医院MFT→https://www.umetsudental.com/wp1/口膣筋機能治療(MFT)
MFTを診療に取り入れた理由は、それまでも歯並びの治療の矯正治療を行なっていましたが、自分の思った通りに歯が動かないことや、乳歯列の時には歯並びの形的には問題が出ていないお子さんでも、成長に従い歯並びに大きな問題を起こしてくる子ども達がたくさんいたからです。
成長に従い歯並びが悪化する場合は、ある程度永久歯になってから歯並びの矯正治療を始める場合もあります。
一方問題が大きくなる前に治療を始める事で、後々非常に歯並びが良くなる事も多いのも事実です。
その歯並びの悪化の原因の多くは、お口の周りの筋肉(唇、舌の動き、鼻の病気)の機能の問題です。
それら機能の問題が、何時から始まってしまうのかは、色々な考え方があります。
少なくても離乳期にはお口を使い自分で物を食べて、飲み込みを初めていますので、この時期から私たち歯科医や歯科衛生士も関心をよせるべきでしょう。
うめつ歯科医院も、本格的なMFTのトレーニングは7〜8歳から始めます。
しかしもっと早期の1歳過ぎて歯が4本程度生えて、離乳のトレーニングの時期にむし歯予防でフッ素塗布にいらっしゃるお子さんには、離乳の指導をさせていただいています。
更に、3〜4歳のお子さんでお口の周りの筋肉の機能に問題が見られるお子さんには「あいうべ体操」(後日紹介しますね。)をお話して、ご家庭で行なう事をお勧めしてきました。
さて、今回これらお口の機能を育てる時に注意していただく事が、1冊の本にまとまって出版されました。
作成したのは「石川県保険医協会」です。
以前より石川の保険医協会の先生たちは、お口の機能のことに非常に熱心に取り組んで研修会等を行なっているのは知っていました。
その活動の一つとしてこのような本がまとめられました。
内容的にもお子さんの成長の各ステージ別に大切な点が、要領よくまとめられています。
離乳完了期のページです。
うめつ歯科医院でMFTを行なっている歯科衛生士も「この本はすごく良くまとまっていてすごい」と関心していました。
先日の新潟市秋葉区の1歳児歯科健診の担当者研修会でも紹介させていただき、栄養士さんにも差し上げましたので、健診の時にも使っていただけると幸いです。