ちゃんと咬んで、しっかり噛もう(3)歯ぐき食べ期
2018-09-01
この時期は上下の前歯がそれぞれ4本づつ、合計8本生えているので、食べ物を歯ぐきでつぶしたり、前歯でかじりとることができるようになる時期です。
更に奥歯のところの歯ぐきが盛り上がってきています。(カミカミ期)と言われ、唇を閉じて口を動かして食べる事を学ぶことが非常に大切な時期です。
食べている時のアゴの動きを見ていると下あごが左右に動いたり、上下の唇がねじるような動きが見られます。そうなっているときちんと食べているサインです。
離乳食としては、次のような形状の物が良いと思います。
◎ 歯ぐきでつぶせる程度のかたさ(熟したバナナくらい)が目安
◎ バラバラにならない程度に、粘り気や水分があるもの
◎ 繊維の強いものは挟んだりすりつぶしができず、丸のみの原因になるので避ける
また薄っぺらい葉もの野菜はやわらかくゆでてから与える方が良いでしょう。
もう少しで離乳食も徐々に固形食へ変えていく準備です。しかし焦らずにお口の中をよく見てあげてください。
[何ヵ月になったからこんな食べ物を与える]のではなく、「この歯が生えたら、このようになったからこんな食べ物を食べてもらう」と言う事が大切です。