ちゃんと咬んで、しっかり噛もう(4)手づかみで食べよう!
2018-09-12
前回の歯ぐき食べ期の頃はお子さんは、色々な物を手づかみで食べようとします。またなんでも口に入れようとする時期でもあります。これらも食べる事を学ぶ上で非常に大切な行動です。前歯が上下で合計8本出ていますので、自然と食べ物を唇で捕らえて、歯で噛み取る練習をしています。
この時期に気をつけていただくことは下記のようなことです。
◎ 手でものをしっかりと持てるようになってきたら、手づかみ食べを始めましょう
◎ 細長いものを前歯でかみ切ることで一口量を覚える。食べ物は、持ちやすく一口では 入らない大きさに切る(1㎝角、長さ5〜7㎝のスティック状のもの)
手づかみ食べることは、自分から食べようとする意欲が出てくる重要な自律行動の一歩です。床や服が汚れるのを嫌がらずに食べる経験を重ねさせてあげて下さい。
やはり食べる時の姿勢も大切です。足の裏が床や椅子の補助板にピッタリつく姿勢で垂直に座り、椅子はテーブルに手が届き、体がやや前傾する姿勢を取れる位置に置くようにしてあげて下さい。