ちゃんと咬んで、しっかり噛もう(6)歯食べ期
2018-10-05
さて食べることの練習の最終段階です。
この頃は、カチカチ期とも言われ基本的にほとんどのものを噛んで食べられるようになります。スプーンやフォークも上手に使えるようになってゆきます。お口の中も乳歯20本が生えそろい、舌と頬、アゴを協調して動かし、食物を噛み潰す機能も向上してゆきます。
食物の注意点としては下記のような点があります。
◎20本歯が生え揃い、一見大人と同じものが食べられますが、噛む力は大人の3分の1くらいです。噛み切りにくいキャベツやレタスなどの葉もの類、繊維の強いキノコやかたまり肉はまだ難しいでしょう。
◎ 前歯でかみ切れても、奥歯ですりつぶせずにため込み、吐き出したりするときは、やわらかくしたり、細かく切ってとろみを出すなど工夫しましょう。
食べている時のポイントで大切なことは、口を開けて、クチャクチャ音を立てて食べてはいないか、口を閉じて、奥歯でしっかり噛んでいるかを見てあげることです。できていないときは保護者の方が見本になって奥歯でよく噛み噛みすることを教えてあげて下さい。