ちゃんと咬んで、しっかり噛んでますか。
「かむ」と言う漢字は、「咬む」、「噛む」と二つの漢字があります。
最初の「咬む」は口が交わる。これを上下の唇をしっかり閉じると解釈します。
次の「噛む」は前歯を使って物を齧りとり、奥歯で噛み潰すということだと思っています。
最近の歯科の話題の一つに、お口がきちんと閉じれない状態を「口唇閉鎖不全症」として、病気と位置づけて治療が必要と考えていく必要があると言うものがあります。
物を食べるには、唇で食べ物を捕らる→前歯で咬み切る→舌で奥歯の方へ食べ物を送り込む→奥歯で細かく噛み砕く→最後に小さくなった食物を飲み込む、これらがきちんと無意識に連続的に行われなくてはいけません。
従って唇、前歯、舌、奥歯がきちんと機能していることが大切です。
しかし最近は食事中にクチャクチャ音がする、よく噛まない、食事中水等で食べ物を流し込むような食べ方をする等の問題を抱えているお子さんもたくさん見られます。そういうお子さんは食事中だけでなく普段もお口がポカンと開いていることが多く、鼻で呼吸するのではなく、いわゆる「口呼吸」が習慣になっています。
うめつ歯科医院でもMFT(筋機能両方)を行って、唇をしっかり閉じる習慣が付いてくると保護者の方から「最近、食事中クチャクチャ音がしなくなった」とお話しいただくことが多くあります。
うめつ歯科医院のMFT→https://www.umetsudental.com/wp1/口膣筋機能治療(mft)
これから数回、このブログでも「ちゃんと咬んで、しっかり噛む」に必要ないくつかのトレーニングについて書いてゆきたいと思います。