デンタルフロスの替え時
うめつ歯科医院では、患者さんのお口の中を拝見して、歯と歯の間にむし歯や歯周病が有る時やは、デンタルフロスや歯間ブラシの使用を強くお勧めします。
その理由は、歯周病の約80%は、歯と歯の間の歯ぐきから始まるというデータが有るからです。
従って歯ぐきの状態によっては、デンタルフロスや歯間ブラシの使用はとても大切です。
歯磨きに歯ブラシしか使っていない患者さんが、使う時は「歯ブラシの前に使いましょう」とアドバイスさせていただいています。
理由は、もしその患者さんが、歯間ブラシやデンタルフロスで歯と歯の間を磨く習慣が無い時に、これらの用具をお勧めしても、患者さんの使用習慣に定着しないからです。
どうしても忙しいと歯ブラシだけして終ってしまう危険性があるからです。
さてこのデンタルフロスですが、前にも何回かこのブログで書かせていただきましたが、お勧めはこの形です。
柄と糸が直角のこのタイプが、断然良く汚れを落とすことができます。
フロスの柄と糸が平行のタイプの物は、奥歯が良く磨けません。
また指に糸を巻いて使うタイプも、奥歯の汚れを取るには難しいと思います。
さて、このタイプをお勧めして、時々患者さんから質問されることがあります。
「これは使い捨てですか?」
実はこのタイプの中で、うめつ歯科医院でお勧めしているのはライオンのウルトラフロスです。
このフロスは結構丈夫で1本です。使い方にもよりますが、2週間程度は使えます。
しかし、この写真のように糸が細くなってしまった物は、汚れを落とす力が無くなります。替え時ですので、交換をお勧めします。
また、歯間ブラシですが、ゴムで出来ている物が売られていますが、汚れを落とすにはあまり効果はありません。
やはり適切な道具をきちんと使う事で、短時間で効率的に歯の汚れを落とす事ができます。