小さくなる歯
2012-06-17
今回は歯のすり減りのお話です。
まず下の写真見て下さい。
左は2001年の初診の時、右は2011年の定期検査の時の状態。
同じ患者さんです。ずいぶん歯がすり減り短くなってしまいました。
初診時、うめつ歯科医院にいらした時「噛み締めや歯ぎしりしますか?」と伺っても、ご本人はしませんとのお答え。
しかし初診時のお口の中には、噛み締めや歯ぎしりの証拠の歯のすり減りが沢山ありました。
また、左の写真に比べ右は歯を支えている骨がデコボコしてきています。
これは噛み締めや歯ぎしりの強い力から歯を守ろうと骨が厚くなった結果です。
またこの患者さんは顔の形ががっしりした顎張りタイプ。
そうゆう顔かたちの方で、歯ぎしりや噛み締めの習慣を持つ方は、どんどん歯がすり減っていき、骨も厚くなってゆきます。
防止策については、歯ぎしりや噛み締めを止める自己暗示療法等のトレーニングやマウスピースがありますが、慎重に選ばないといけません。