上手に食べることを学ぶステップ
さて、前回「ちゃんと咬んで、しっかり噛んでますか」のトレーニングをお話しして行こうと書きました。
子どもたちが食べる事を学んでいく段階を厚生労働省の「授乳・離乳支援ガイド」によると下のように分けられています。
一般的には離乳食のガイドブックでは、何ヶ月になったら離乳を始めて、このような物を食べさせてあげて下さいと書いた物が多いようです。
実は1歳から3歳ぐらいまでは、歯の生え方に非常にバラツキがあります。
先日、新潟市秋葉区の1歳誕生歯科健診に行ってきましたが、やっと1本下の歯が出ているお子さんから上下4本ずつ合計8本出ているお子さんもいました。
うめつ歯科医院に虫歯予防にいらっしゃるお子さんも1歳半ぐらいでは、随分生えている本数が違います。
当然、1本しか出ていないお子さんと8本出ているお子さんは食べ方が違います。
下の分類で一本のお子さんは舌食べ期(モグモグ期)で、8本のお子さんは歯ぐき食べ期(カミカミ期)です。
【口唇食べ期(ゴックン期)】・・・・・・・ 歯が生える少し前の段階
【舌食べ期(モグモグ期)】・・・・・・・・・下顎乳中切歯が生え始める時期
【歯ぐき食べ期(カミカミ期)】・・・・・・ 上下乳中切歯・乳側切歯(8本)が生える時期
【手づかみ食べ期(パクパク期)】・・・上下前歯が生えそろい、第一乳臼歯が
生え始める時期
【歯食べ期(カチカチ期)】・・・・・・・・・第二乳臼歯も生え、乳歯が生えそろう時期
ぜひ、お子さんのお口の中の歯の生えている本数を見ながら離乳を進めて行って下さい。
次回は口唇食べ期(ゴックン期)からの食べ方のトレーニングの仕方をブログします。