新潟臨床小児歯科研究会
昨日は、新潟臨床小児歯科研究会の今年初めての研修会が有りました。
今年度から、代表を新潟市西区で開業している黒川泉先生に交替していただきました。
この会は新潟県内で開業や、勤務している歯科医師で小児歯科に興味をもっている先生なら誰でも入会出来る研究会です。
現在会員数29名で、その内13名が小児歯科専門医、2名が認定医の資格をもっています。
毎年2回の定例の研修会を春と秋に行っています。
今回は会員の加茂市で開業している永井正志先生から、新潟県歯科医師会の地域保健事業についての説明。
もう一つは会員の新潟市中央区で開業している岡田匠先生から、新しくなった新潟市版母子手帳についてと地域に密着した母子保健活動の報告をしていただきました。
現在の新潟県の地域保健活動は、母子や児童などの小児歯科の分野、障害者への歯科保健事業の充実、今後需要が急速的に増加する在宅歯科診療への制度推進が大きな3つの柱です。
以前は公衆衛生と呼ばれていた地域保健、いわゆる診療室での診療だけでなく、各種健診や行政との歯科保健活動は、開業している歯科医師の大切な仕事です。
これをおろそかにしてより良い診療室での歯科診療は成り立ちません。いわゆる診療室での診療と地域歯科保険は車の両輪です。
地域に暮らしている皆さんの健康を保つためには、両方の活動のバランスと補完関係が必要です。
新潟県はこの活動は全国的にも進んでいて、全国に先駆けて歯科保険推進条例を2008年に作成し施行しました。
→http://www.pref.niigata.lg.jp/kenko/1228852880888.html
その後いろいろな県でも同様な条例が作成されました。
新潟県は、12歳児の永久歯むし歯保有本数12年全国最低や各種歯科地域保健活動等、全国的にも最も進んだ県です。