歯科疾患実態調査②
2012-07-03
さて、今回発表された歯科疾患実態調査では顎関節症についても調査しています。
顎関節症は、いろいろな症状を示しますが、主に初期症状のお口を開ける時に音がする(関節雑音)、口を開けるときに痛みがある割合を調べています。
20歳以下でもすでに20%程度の人が、お口を開ける際に耳の前に有る顎関節部に雑音を感じているようです。
厚生労働省ホームページより
痛みに関しても20歳以下で7〜8%の方が自覚しているようです。
厚生労働省ホームページより
以前、私が大学の小児歯科で診療していたころは、中学生以下の顎関節症はあまり多くなかったような気がします。
しかし最近はうめつ歯科医院にも、「お口を開ける時に音がする,痛みがある」事を主訴にけっこう来院されます。
顎関節症の原因は様々ですが、初期症状の音がする、痛みがある等のうちに早めに解決しておいた方が良いと思います。
更に進むとお口が大きく開けられないようになってくることもあります。