物作り1
2012-04-18
先週末に、久々に1冊の本を読んだ。
最近は1冊の本を短時間で読む事が少なく、読みかけの本が枕元に何冊も積み重なっている状態が多く、さっと2、3日で1冊を読む事は少ない。
たまたまネット検索で昔のギターを探していたら、この本が紹介されていた。
著者は日本ni1970年代からフォークブームがわき起こり、その頃から日本のギター作りに関わってきた人。
確かに内容的にはギターのことが多いが、当時からの日本の物作りがギターという物を通してどの様に変わって行ったかがを深く推察している。
またMade in Japanの世界的地位が沈下している現在、何が問題なのかどうすれば良いかを提言している。
歯科も医療の世界では、際立って物作りと言う部分が大きなウエイトを占めている特異な分野。
入れ歯やクラウン、ブリッジなどの歯の被せものの出来不出来が、患者さんの満足度とその歯の寿命にまで関係する。
そこで私たち歯科医、丁寧な仕事で我々や患者さんを支えてくれる歯科技工士さんの、自分たちの作る物に対するこだわり、長い経験を生かしフィードバックしてきた知識と技術、感性は本当に大切と思う。
うめつ歯科医院を支えてくれる歯科技工士さんたちの仕事を見ていただきたいと思い、当院のホームページにも彼らの制作したクラウンを症例として載せている。
そこには一朝一夕では出来ない、正に日本の物作りの姿があると思っている。