顎関節症研修会最終回
先週の日曜日(5月26日)、昨年の11月から始まった新発田市のいいじま歯科クリニック主催の顎関節症の研修会が終了しました。
全部で7回の長期研修会でした。
講師の永田先生は日本歯科大学新潟病院のあごの外来の責任者で、臨床経験、研究実績も多く非常に経験豊富な先生です。
国内でも各地で研修会や講演を行っていますが、今回の様に7回コースでじっくりと顎関節症の発症機序から実践的な臨床まで、実習を含めて行なうのはなかなか有りません。
私も今まで3回ほど永田先生の講演を聞きましたが、今回はそれらの知識の整理、更に臨床成績を上げ患者さんに役立つ知識と技術の向上に非常に役立ちました。
特に生活習慣に基づく顎関節症が非常に多く、そのためには生活指導、患者さん自身の自分の体に対するコントロールの仕方やストレッチ、姿勢の指導の大切さは,改めて認識出来ました。
これらはうめつ歯科医院に顎関節症で来院される患者さんにも、積極的にお話して指導していこうと考えています。
午後からはいいじま歯科クリニックへ会場を移し、参加者各自で相互実習を行ないました。
その際に中学校の時から顎関節症で口が大きく開けられなかった女性の歯科医の先生に、永田先生が治療したら大きく口が開く様になり参加者皆驚きました。
特に治療してもらった本人は「口が開かないのは、もう治らないと思っていた」と喜んでいました。
最後にこの研修会をオープンセミナーとして、若い先生の参加するような企画にした飯島先生の方針は素晴らしいと思います。
永田先生、飯島先生有り難うございました。