鼻呼吸の大切さ
先月は、学会、研修会と忙しい月でした。
月初めに宇都宮で日本小児歯科学会、翌日は東京でDr.Chris FarrellのMRCの2日間のセミナーにスタッフと参加。
別のスタッフは同じ週の水・木は東京でMFT(口腔筋機能療法学会)参加。
どれもとても面白い内容でした。
うめつ歯科医院も15年ほど前から、歯並びは、お口の周りの筋肉の動きや舌の機能がすごく影響されるので、ブラケットという歯の表面に金具(今は透明や白いセラミックの方が多いので、金具という表現は古いですね)を貼り付けて歯を動かすだけでなく、口の周りの筋肉や舌の動きを正しくトレーニングすることで歯並びを直したり、矯正治療後の歯の戻りを防いだりするMFTを取り入れています。
うめつ歯科医院のMFTについて→https://www.umetsudental.com/wp1/口膣筋機能治療(mft)/
今回、参加したDr.Chris Farrellのセミナーもこの考えに沿っています。マウスピースのようなmyobarceと呼ばれる装置をお口の中に入れて、発育中の歯並びを直す矯正治療です。
MFTもmyobraceも若干アプローチに違う部分もありますが、考え方の根本は同じです。
このスライドにもあるように次のことをいつも意識しましょう。
1:唇は自然な状態でいつもちゃんと閉じていますか?
このことでいわゆるお口ポカーンの口呼吸ではなく、ちゃんと鼻呼吸することができます。
2:舌は自然な状態でちゃんと上顎のところについていますか?口呼吸の人は舌が上顎につかないで下顎の歯並びの中にあります。
3:正しい飲み込みができていますか?
物を飲み込む時に舌が歯並びを押したり、上下の歯並びに挟まっていませんか。舌の力で歯並びは歪んでしまいます。
4:正しい栄養を考えた食事をしていますか?ジャンクフードや中食が多いと体の成長に悪影響があります。
そして綺麗な良い歯並びは、健康の維持にもとても大切です。