1日キウイを2つ食べよう!
この話題も今年のヨーロッパ歯周病学会に参加した、新潟市西区寺尾で開業している深井浩一先生の研修会の内容から紹介します。
ビタミンCが歯ぐきの健康に重要な栄養素であることは良く知られています。
「壊血病」と言う名前を知っている方はいると思いますが、この病気はビタミンCの欠乏で生じます。
「壊血病」の主な症状の一つが歯ぐきや筋肉、粘膜等からの出血です。歯ぐきからの出血は歯周病の最初の症状です。
さてビタミンCの効果ですが、活性酸素等の酸化物の働きを抑えるや白血球の増強等があります。
この活性酸素や免疫活動に重要な白血球の活動を強める働きのビタミンCは、歯周病だけでなく色々な老化から来る病気の予防にも役立ちます。
それではビタミンCを、どの様に毎日の中で摂ってゆくかが、大きな問題です。
ヨーロッパ歯周病学会での発表では、1日100mgを勧めています。
一般的には1日60mがお勧めの量と言われていますが、それより多い量です。
多過ぎてもビタミンCは尿から排泄されるので、体に対する害はありません。
ここで何からビタミンCを摂るかですが、サプリメントからの摂取もありますが、やはり食べ物から摂る方が良いだろうとのことです。
そこでキウイの登場です。世界中で比較的手に入りやすく、比較的安価な食物は何かと考えてみたらキウイと言うことになったそうです。
さて何個のキウイを食べればよいか。答えは
1日100mgを摂るには、2個だそうです。
キウイにはビタミンC等の抗酸化物質以外にも、ポリフェノール、フラボノイドも含まれていますので、血液サラサラにする効果も考えられます。
深井先生は学会参加して、帰国してから毎日キウイを食べているそうです。