2012年2月の記事
蘭展
2012/02/10
8日から新潟市秋葉区の新潟県立植物園で、蘭展が始まりました。
私の育てた蘭も展示されています。
この時期は蘭展が、いろいろな所で沢山開催されます。
5日の日曜日には、蘭を置かせていただいている江南区の「細川洋蘭農園」さんに、蘭の手入れに行って来ました。
私も3鉢ほど展示に出す蘭も選んできました。
他の栽培家の植物園の蘭展に展示する蘭が、続々持ち込まれてきていました。
パフィオの達人のKさんの蘭も沢山展示されます。
パフィオの良い花を交配から作出するのは、4~5年も掛かり大変です。その内良い花は50株に1つ有れば良い方。
更に育て方でも、咲き方が全然違います。毎年同じ花が咲いてくれるとは限りません。
この3株は実は同じ親から交配されています。
しかも、右端と左端は全く同じ株です。いわゆる分け株と言う、同じ株を二つに分けただけです。
栽培により花の大きさ,色、形がこんなに変わります。
栽培家は毎年コンテストに向けて頑張りますが、本当に良く咲いた年に最高の状態で咲いたタイミングで出品できることは少ないです。
パフィオ花盛り
2012/02/02
日曜日にしばらくぶりに、蘭を預かっていただいている細川洋蘭農園に行って来ました。
洋蘭は南半球や熱帯の物が多いので冬がシーズンです。
同じ温室内のKさんの栽培棚は、まさにパフィオの花盛り!
すごい数が咲いています。
上は黄花系のパフィオです。
こちらは赤花系です。
Kさんは、この他に自宅にも温室が有り、自分で交配して品種改良までしてしまう達人です。
蘭の花の交配はものすごく時間が掛かります。
花粉をつけてから種が出来るまで約1年掛かります。
更にそれを専門の業者さんに出して、フラスコ内の寒天培地に播種してフラスコ苗が出来るまで、また半年以上掛かります。
それを引き取って苗を植え、花が咲くまで約3年ぐらいは掛かります。
全部で4~5年必要です。
その中で良い花は50株に1株あれば良い方です。
大変な作業と労力を要します。
私のパフィオで調子の悪い生育が良くない物は、Kさんに預かっていただいて回復してから戻していただいています。
私の中ではKさん病院に入院と考えています。
これからしばらくはうめつ歯科医院も蘭の鉢植えを沢山飾ります。
患者さんからは、「いつもきれいなお花が咲いていて良いですね」と喜んでいただいています。