2012年3月の記事
最近読んだ本
2012/03/31
昨年の12月に酒田市で開業している熊谷先生の講演をスタッフと聞いて来ました。
その際に熊谷先生が「ぜひ読んだ方が良いですよ」とお勧めしていた本がこの本です。
けっこうこの分野ではベストセラーに入っている本です。
前回、セカンドオピニオンについて書きましたが、この本にも詳しく書かれています。
アメリカでの診療の経験のある著者が、驚きのアメリカの医療事情を通して、日本の医療の良さを書いています。
また医師の本音も書かれていますので、もし興味があったら読んでみてください。
皆さんはどう思いますか。
セカンドオピニオン
2012/03/29
「セカンド•オピニオン」と言う言葉も一般的になってきました。
うめつ歯科医院でも「セカンド•オピニオン」を求めて来院される患者さんが時々いらっしゃいます。
これは良い事だと思います。
先日も他の医院で歯並びの治療中の患者さんが、「セカンド•オピニオン」を求めていらっしゃいました。
また、うめつ歯科医院で2回ほど治療した後、「母親を介護しないといけなくなったので、昼間母親の方に行く事になり、その近くの歯科医院に通院します」と転医された患者さんがいました。
2週間後、その歯科医院の先生の治療方針と私の治療方針が違うので、お話を伺いたいと来られたこともあります。
このような場合は非常に多く有ります。もちろん前の先生の通りで、私の治療方針も同じ場合もありますし、若干違う事もあります。
同じ場合はなるべく今までの先生の所で、引き続き治療をすることをお勧めします。
長い経過で患者さんのお口の中の長い経過を知っていることは、治療に大変役立つ情報だからです。
違った場合は、以下のような説明になることが多くあります。
「患者さんの治療方針に答えは1つとは限りません。おおまかな点で一致する事も多いですが、その先生の経験、技術、考え方で正解はいくつかあります。」とお話する事になります。
その上でやはりどうするかは、患者さんに選択していただくしかありません。
診療室では出来るだけ、当院で行なった検査結果や診断に用いたレントゲン、お口の中の写真を使い説明させていただきますが、今でも患者さんに正しくお伝えするのは難しいと思っています。
せめて必ず説明の後は、「他にご質問は有りますか。分からないことがあれば遠慮しないでくださいね。」とお話するようにしています。
妊娠中の歯磨き
2012/03/27
うめつ歯科医院ではマタニティ歯科という事で、「マイナス1歳児から始めるむし歯予防•虫歯菌感染予防」を提案して来ました。
従って妊婦さんも歯科治療に来院されます。
妊婦さんの治療に際して色々とお話を伺い、アドバイスさせいただいています。
その中の良く有る話題の1つは歯磨きですが、特につわりの時期の歯磨きについて悩んでいる妊婦さんが多いです。
確かにつわりの時期は、歯磨きが大変と言われる患者さんが沢山いらっしゃいます。
しかし、良くお話を伺いながら話をしてゆくと実は解決点が見えて来ます。
実はつわりのひどい時でも、1日中気分が悪いわけではないようです。
気分の悪く無い時間もありますので、今までの習慣にとらわれずに「比較的気分の良い時に歯磨きをしましょう」とアドバイス差し上げると出来る方が大勢いらっしゃいます。
特に歯周病予防の場合は、1日2、3回磨かなくても1日1回しっかり磨ければ歯周病の予防は可能です。
虫歯予防についてフッ素入りの歯磨き剤が使えなくても、あまり匂いや味のしないフッ素洗口をすることでむし歯予防ができます。
色々な組み合わせで妊娠期でもお口の中を健康に保てるものです。
うめつ歯科医院では妊婦さんの患者さんには、妊娠、子育て経験のある歯科衛生士が担当になり色々なアドバイスをさせていただいています。
保険改正説明会
2012/03/25
昨日の土曜日は新潟県保険医会主催の平成24年4月からの保険改正の説明会でした。
この説明会は2年に1度行われる健康保険の改正の際に3月の下旬に行うものです。
今回も講師として改正点の一部を説明させていただきました。
この度の改正で大きな注目点は周術期の口腔内管理が保険に導入されたことです。
周術期口腔管理とは難しい言葉ですが、癌や心臓血管等の循環器の病気で、全身麻酔の手術や放射線治療や抗がん剤の治療を予定されている患者さんの、お口の中の健康管理を歯科が医科の先生と連携して行なってゆくと言うことです。
全身状態が悪くなったり、放射線治療をしてゆくとお口の中の健康状態も悪くなります。
お口の中の状態が悪くなるとさらに全身状態にも影響を与えてしまいます。
従ってこの時期にお口の中を健康に保つことは、大変大切なことです。
この事が健康保険に導入されたのは良い事です。
他にも改正点が色々とあり夕方6時半から9時まで2時間半掛けての検討会でした。
120名ほどの参加者の皆さんがいらっしゃいました。
私は新潟会場の担当でしたが、本日は長岡会場でも検討会が開催されています。
今、話題の・・・
2012/03/24
春らしい日が続くようになってきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしで
しょうか?
温かい日は外に出て、春の息吹
を感じるのもいいですね。
しかしまだまだ外は寒く、先日も雪が舞ったりと冬に逆戻りする日が続きました。
そんな寒い日に出かけてきた母が、お友達から頂き物
をしてきました。
今、話題の
塩 麹 を頂いたのです
まずは冷蔵庫に収納されましたが、使い方も分からない
、ましてや食べ方も分からない
・・・ネット
で調べました。
『麹』って偉いんだなぁ・・・と関心
麹の働きはすべての食材をおいしく、しかも
栄養の吸収率をUP
代謝を上げてアンチエイジング
血圧を下げたり、中性脂肪を抑制したり、腸内環境も整えるなどなど
まだまだ色々な働きをするようです。
そんな
『麹』を使って一品
と思ったのですが、どんな味かも分からず、
失敗したらどうしようと思ったので、まずは
『麹』を使った
『麹ダレ』を作ることに
しました。
《塩麹しょうがダレ》
・塩麹・・・大さじ1
・しょうがのみじん切り(皮つき)・・・小さじ2
・オリーブ油・・・大さじ2
・白ごま・・・小さじ1
すべての材料を混ぜ合わせて出来上がり
豆腐や野菜の和え物、ゆでたほうれん草や豚肉のソテーなどに合うと書かれていました。
まずはこの
《塩麹しょうがダレ》で週末、塩麹に初挑戦
してみたいと思います。
おいしく出来たら、まずはスタッフに
おすそわけしたいと思います
市民大学
2012/03/23
19日の月曜日、診療終了後新潟市中央区のクロスパルで行われている市民大学の自主セミナーに参加して来ました。
このセミナーに参加したしたのは今回が初めてでした。
参加のきっかけは私の中国語の先生のS先生が、「以前参加して面白かったので、参加してみてはどうですか」と案内を送ってくれたことです。
このセミナーは県立大学の人文地理学と新潟県の東アジア交流史等が専門の櫛谷先生が、毎月第3月曜日に市民対象に、アジア交流史や現代中国事情等を分かりやすく講義されているものです。
今回は櫛谷先生を中心に3月中旬に台北、金門島、アモイ、福建省の田螺坑土楼群
を巡るツアーを行った報告会とその文化的背景等の解説でした。
福建省の土楼は、1985年にアメリカのCIAが衛星写真の分析で中国の核施設と間違えてレーガン大統領に報告したのがきっかけで、世界的に知られるようになった中国の漢民族の一つ客家人々の住居です。
一つの土楼に一族が暮らし大きな物では400人以上が住んでいるそうです。
確かにこれは衛星写真では真ん中からミサイルは発射されそうに見えますね。
2008年に世界遺産に指定され、今はものすごい勢いで観光地化されているそうです。
いずれ行きたい所の一つでしたので、今回のセミナーは非常に面白いものでした。
また雪!
2012/03/21
昨日の春分の日、朝起きてビックリ!
また、雪がこんなに積もっていました。
春のお彼岸でというのに、これは参りました。
さて、休みでしたので蘭を預かっていただいている江南区の細川洋蘭農園に蘭の手入れに行ってきました。
昨年台湾から持ち帰ったカトレアも無事開花しました。
けっこう大輪できれいなピンクの交配種です。
また、多花性のデンドロビュームも開花していました。
こちらは寒さに比較的強いので診療室の2階の入り口の外に飾ろうと思っています。
まだしばらく蘭の花のシーズンが続きます。
歯周病と喫煙
2012/03/19
以前禁煙した患者さんの歯ぐきの色素沈着が消えて来たことを書きました。
喫煙率の低下が著しいようです。
特にこの数年男性の減少幅が大きいようです。
その一方女性はあまり変化無く12%程度です。
日本人平均でついに20%を切りました。
しかも厚生労働省もついに喫煙率を下げる目標値を設定しました。
以前から目標値を示す事には、各種団体からの慎重な意見があり出来ませんでしたが、今回はきちんと目標値を定めました。
当面の目標値は10年後に12%で、現在の約60%です。
問題はこれを達成するのにどのような施作を実施してゆくかです。
色々な分野からのアプローチが必要でしょうね。
数年前から健康保険で喫煙者に対しての禁煙支援を適応した事も1つの方法でした。
歯科でも歯周病の因果関係が沢山報告されています。
一般的には歯周病に関して、喫煙者は非喫煙者に比べて4~5倍のリスクがあると言われています。
うめつ歯科医院では歯周病の患者さんには治療に際して、かならずタバコの問題についてお話しています。
また、喫煙は個人の嗜好問題ではなく周りにいる家族、特に子どもたちにも影響があります。
私たちも今後も子どもたちのためにも、禁煙のお手伝いをしてゆこうと思っています。
診療室花盛り
2012/03/17
蘭は冬がシーズン。
新潟でも蘭展が開催されています。
うめつ歯科医院でも蘭が沢山咲いています。
玄関の下駄箱の上のカトレアとパフィオです。2鉢一緒に籐籠に入れました。
受付には1鉢から2本開花した黄色のパフィオ「Norito Hasegawa」。
2年ぶりの開花です。
これらの他に各治療台の前にも蘭を飾ってあります。
特に女性の患者さんは「キレイですね」と喜んでいただけます。
なかには携帯で写真を、撮っていかれる方もいらっしゃいます。
これからもう少し蘭の花のシーズンが続きます。
Lang-8
2012/03/15
さて、英語の勉強を本格的に再開して1ヶ月。
この間にHanasoと言うサイトでSkypeで週に2回25分レッスン、Rerajobと言うサイトで毎日50分のレッスン。
これだけでもそうとう忙しいですが、
最近もう1つ『Lang-8』というサイトも時々使っています。
これは世界中で自分の母国語以外の外国語を学んでいる人の交流サイトです。
その人が学んでいる言葉で投稿すると、その国の人が自由に添削して教えてくれるというサイトです。
先日、日本語での書き込みに訂正してさしあげたのは、ヨルダンとセネガルの人。
ヨルダンの人は母国語はアラビア語、セネガルの人は英語でした。そんな遠くの国の人が一生懸命日本語を勉強しています。
なかなか面白いですよ。
興味ある方はこちらへ。
アレンジフラワー
2012/03/13
日曜日に細川洋蘭農園に蘭の手入れに行って来ました。
春を感じさせる良い日でした。
開花中のカトレアやパフィオを、診療室に飾るため持ち帰って来ました。
帰りに細川さんが私の蘭の栽培棚の所に来て、「Kさんがパフィオのアレンジを作ったので、梅津さんに持って帰ってと言ってましたよ」とのことでした。
Kさんは以前に書きましたが、パフィオの達人。
これはKさんの今年の始めのパフィオの開花状況。
良い状態で沢山咲いていました。
さて、さっそく月曜日に診療室に、いただいたパフィオのアレンジフラワーを飾りました。
皆さんに見ていただくように、2階玄関の入り口のテーブルに置きました。
よりキレイに見えるように一工夫。
後ろからLEDのライトで照らして飾りました。
パフィオは基本的に1鉢から1本の花しか咲きません。
どのくらいの花が使われているのでしょうか。すごいですね。
Kさん有り難うございました。
診療以外歯科医師の仕事
2012/03/11
さて、今日のテーマは「歯医者さんて診療以外の時間は何してるの?」です。
大学を卒業して小児歯科の医局に残っていた頃は、帰宅は9、10時は普通でした。
私がいた20年前は診療後、夕方担当学生さんが質問に来たりします。
その質問やその日の治療の説明が終ると7時くらい。
今は、学生さんは時間通り6時までには終るそうです。
もちろん学生さんはその後自分で勉強でしょう。
私はそれが終ると研究活動です。
大学は診療•教育•研究が3つの柱です。研究に使う時間は結局夜の7時過ぎでした。
特に学会発表の直前は12時過ぎまでは普通でした。
そんな時、ふと思うのは「開業すると診療以外に仕事はそんなに無いので良いだろうな」ということでした。
ところがいざ開業してみると、これが結構色々な仕事があります。
結論から言うと「大学で勤務していた方が、それでも自由時間はあっただろうな」です。
本当に「隣の芝は青く見える」の世界でした。
但し、この自由時間の定義が難しい。
結局、今忙しいのは、自分で主体的に決めたことを行なう時間が沢山必要だと言う事です。
大学時代は誰かが決めた予定に従って動く、特に大学に残って5、6年以内はそうでしょうね。
今は、診療、自己研修、医院運営等もスタッフと協力して行なっていますが、最終責任者は院長の私。
ここの所が大きなポイント、やろうと思うといくらでも仕事が出て来ます。
昼休みには紹介状を書いたり、患者さんを紹介していただいた先生にお礼とご返事を書くことも多いです。
また、来客の方とお会いしたりして、結構昼休みはそれで終ってしまいます。
更に、思いついたブログのテーマを下書きにしておくことも大事な仕事。
夜は歯科医師会の会合やその他会議で、帰宅は9時過ぎの日も多い、今はだいぶ減りましたが一時は週に3、4回はそのような会議があり、帰宅は9時、10時という時代もありました。
ちなみに友人の新発田市のI先生は、朝の4時過ぎに起床して朝からその日のカルテに目を通し、その他雑用をこなし、9時から診療、診療終了は7時ぐらい、その後また細々とした仕事をして、帰宅は9時過ぎ。
やはり何処までも忙しいという現実は変わりません。
さて、今日は日曜日、午前中は蘭を預かっていただいている温室で蘭の手入れ。
午後は、今週の中国語と英語のレッスンの復習、夕方と9時過ぎに英語のレッスンで1時間半。
その合間に今月で代表幹事が終る新潟臨床小児歯科研究会の幹事会の引き継ぎ資料の作成。
ついでに、そろそろ5月の日本歯科大学の5年生の講義のアウトラインの作成でもしようかと考えています。
やっぱり閑無しです。
iPhone 4s
2012/03/09
先週、遅ればせながらスマートホンに機種変更した。
変えたのは「iPhone 4S」。
自宅も,診療室の治療台の横の説明用PCもMacなので、自然な流れ。
これがなかなか大変!
1週間かけてやっと色々な設定を終った。
その間Appleのサポートセンターに何回電話しただろうか。
その度に設定、使用方法を親切に説明してくださる。
最後には登録アドレスに説明した内容をまとめて送ってもらえる。
メモを取ることも必要最小限ですむ。本当に有り難い。
しかし、設定が終って使ってみるとやはりiPhoneは携帯電話では無い。とにかく便利。
電話付きのPCなので何でも調べられる。また、検索すると役立ちそうなアプリも山ほど有り、しかも格安や無料で提供される。
後輩のDrは自分の糖尿病の血糖値の管理もiPhoneで行なっている。
もちろんSkypeもインストールしたので、台湾の友人ともTV電話で通話出来る。
語学の教材も山ほどWebの世界には提供されている。
ここまで色々な事ができると、何が出来るのかというより、何をしたいか。
それを見つけることが大切だと思う。
咬む事の大切さ3
2012/03/07
咬むことの大切さの3つ目です。
3)口の回りの筋肉、舌の動き等、飲み込みに関係する機能の発達に対する効果です。
この項目も歯並びに関係することです。
「最近のお子さんは歯並びが悪くなった」これは本当でしょうか。
実はこの見解には色々な意見があります。
以前日本小児歯科学会が調査した事がありますが、この事実を肯定する調査結果にはなりませんでした。
しかし、少なくともきちんと咬む事は歯並びに影響するという意見に、賛成の歯科医は多いはずです。
歯並びは顎の成長と深い関係があります。きちんと顎の骨が成長してゆけば、特に永久歯が先天的に欠如しているとかの異常が無ければ、自然に永久歯はキレイに並びます。
顎の骨がきちんと成長するには、お口の回りの筋肉(唇、舌の動き、飲み込みに使う喉の筋肉等)がきちんと機能することも大切です。
従って物を食べる時には、唇を閉じて、奥歯でよく噛んで、最後に舌と喉を使ってゴックンと飲み込む。
この一連の動きが大切です。
この際に下顎に、いわゆる梅干しと言う状態の異常な筋肉の緊張があったり、唇を閉じる筋肉の力が弱く口を開けてくちゃくちゃ食べたりしていると、様々な不正咬合を引き起こす可能性が出て来ます。
すこし本題から外れますが、鼻が悪く何時も口呼吸をしていると、口を閉じる力が弱く、これも不正咬合の原因の一つになる事があります。
これらが正常な範囲から外れ始めるのは何時頃からでしょうか。
授乳期からと言う先生もいます。また、離乳食の始まる時期からと言う先生もいます。
この辺はまだまだ小児歯科の分野でも、調べてみなければいけない大きなテーマの一つと考えられています。
休日急患センター
2012/03/05
1月の初めに新潟市の「休日急患歯科センター」で当番医として診療して来ました。
さて、今回は自分がお世話になるはめになってしまいました。
と言ってもむし歯ではありません。お世話になったのは同じ建物の中の1階にある「休日急患センター」です。
今回お世話になったのは、医科の患者さんのための夜間、休日急患センターです。
さて事の成り行き。
どうも、金曜日くらいから右腕の付け根の脇の下から、二の腕にかけてピリピリ痛んで、神経痛様の刺す様な痛みがあり、土曜日にはだんだん激しくなってきました。
「何か変、在宅診療で不自然な姿勢で治療して来たからだろうか?」と思っていましたが、土曜の診療終了後、Skypeで中国語と英語のダブルヘッターの授業をこなし、やれやれと思っていました。
そして「あっ!これ帯状疱疹だ!」と気がつきました。
数年前左目の上から頭部にかけて帯状疱疹になり、結構大変でした。
自宅に帰り、鏡で脇の下を見たら、やっぱり赤い発疹が出ています。
「困ったな。水曜日の休みまで我慢して,水曜日に皮膚科に行こうか」と家内に話したら、「もっと悪くならないうちに、明日休日診療で看てもらったら」と言われ、「そうか、その方法が有ったな!」と気が付きました。
日曜日も結構フルタイムで予定を入れていたので、何時に行こうかネットで調べてみたら、夜間診療を休日前は朝の9時までやっています。
なんとすごい!
早速、朝の7時半に行き、徹夜明けの内科の女医さんに看ていただきました。
さすがに先生も徹夜明けでだいぶお疲れの様子でした。
休日診療に気が付かないなんて灯台下暗しだと思いながら、有り難いと感じていました。
おかげさまで日曜日の予定は変更せず全て終了。
良い体験でした。
改めて日本の保険制度と社会保障制度のすごさを実感しました。
TTP参加でアメリカの民間保険会社は、この制度の崩壊も狙っているのでしょうか。
心配です。
ガイドライン
2012/03/03
ガイドラインと言う言葉を耳にしてから久しい。
医療の分野でも沢山の学会から、治療に関するガイドラインが出ています。
医療に関するガイドラインは、色々な治療方針や見解が有る中で、ある程度の根拠の示された治療方針をまとめた物です。
これらはその学会独自の物もありますし、もう少しより選択されたガイドラインもあります。
治療に関するガイドラインと言うと何か難しそうですが、一般の方が見ても分かりやすい物もあります。
日本における学会独自より、より選択された治療に関するガイドラインをまとめたホームページがあります。
医療情報サービス「Minds」というホームページです。
まだ、全ての学会のガイドラインが掲載されているわけでは有りませんが、もし病院にかかり治療法についての知識を知りたい時は、ぜひ見る事をお勧めします。
歯科の分野でもいくつかの物が収載されています。
これからますます各学会も「Minds」収載を進めていくことになると思います。
ひな祭り
2012/03/01
3月3日はひな祭り桃の節句女の子のイベントですね
我が家は、主人・息子・私の三人家族
私自身は
女の子
と呼ばれる年代からは、
ほんの少し
えっ
遠くなってしまいましたが、毎年お雛様は飾っています。
このお雛様は、36年前に祖母が私に買ってくれたものです
本当は七段飾りなのですが、スペースも無い為主役の二人のみで
良く見ると小道具が足りなかったり、少々痛みも‥
36年経つとお雛様も、ヒトも年季が入りますね
でもまだまだ大切にしようと思っています。
今年は息子も3歳になり、『お雛様キレイだねえ
、お祭りだねえ
』
と彼なりの感想をのべていました
咬む事の大切さ2
2012/03/01
繊維性の食べ物や、硬い物をよく咬んで食べることの大切さの2番目です。
2)咬む事での歯並びや顎の骨の発育に対する効果です。
物を咬んで食べ始めるのは、離乳食が始まる時からです。
しかし、しっかり咬めるようになるのは、奥歯が出る1歳半から2歳過ぎでしょう。
最初に出る前歯は、あくまでも食べ物を齧り取るための歯。
子どもたちは、前歯が生え始めるころに、その歯と唇の機能の練習をするために、いろいろな物をなめたり,齧ったりを始めます。
これは本能的にその機能を練習しているんですね。
そして奥歯が出始めると、奥歯でやっと口の中に入れた食べ物を、噛み砕くことが出来るようになります。
ここで大切な事は、出来るだけ早く硬い物を食べさせないことです。
焦らないことです。
硬い物を食べさせようとしても、まだ噛み潰せないので少し小さく切ってあげてしまう保護者がいます。
そうするとよく噛まずにそのまま飲み込むようになってしまいます。
すなわち咬まない習慣がついてしまします。
この時期は少し柔らかめの物を、奥歯でよく咬む練習をさせてあげて下さい。
まずは食べ物を口に入れたら何回も奥歯で咬んでから、飲み込む習慣をつけることです。
それから徐々に硬めの物に変えましょう。
また顎の発育に良い咬み方のポイントは、口をしっかり閉じカチカチ上下に咬むより、顎を左右に動かしてグニュグニュ咬むようにする事です。
そうする事で、顎骨の成長が横方向に広がることを促進させます。
最近歯並びの矯正でも、ガムトレーニングと言って、硬めのガムを使う咬む練習を取り入れてきています。
うめつ歯科医院の患者さんにお話するポイントは次のような点です。
少し硬めのガムを用意する。(歯科医院によっては専用のトレーニングガムがあります)
1日2回、朝晩食事後1回10分間程度、そのガムを使って奥歯でグニュグニュ咬む練習をする。
以前にイヌイット(エスキモー語族)を対象にした調査があります。
本来彼らが食べていた硬い肉等の食事から、生活が現代化され柔らかい食事を取るようになると3代程度で顎の骨が小さくなり、歯並びがガタガタになっていったそうです。
ゆっくりよく噛んで食べることは本当に大切です。