2012年8月の記事
中国語検定試験 HSK
2012/08/31
8月も今日で終わりです。
今年はまだまだ暑い日が続いていますが、朝晩は少し涼しく感じられる日もあります。
新潟市内も昨日の朝方と昨夜は、待望の雨も降りました。
さて、先々週下顎の親知らずを抜いたOさんが来院されました。抜歯した部分の経過を見るためです。
斜めに生えて半分以上骨の中に埋まった状態の親知らずだったので、抜歯後だいぶ腫れました。
今週の日曜日に留学先の中国へ帰るので少し心配でしたが、問題無く傷も治り安心しました。
さてOさんも小学校時代からうめつ歯科医院に通院していました。
大学進学後は語学が得意で英語はペラペラ、2年前からは中国語を習い始め現在中国の珠海に留学中です。
いつも大学の長期休みで帰国すると定期検査に来院されます。定期検査の時も中国の留学生活や中国語の事が話題になります。
留学して最初の頃は私の中国語の話題に???だったりしていましたが、さすがもうペラペラです。
若いので知識の吸収が早く、元々語学に才能があり、現地での留学も2年近くになりましたがすごいですね。
うらやましい限りです。私の方は年のせいか記憶力に自信が無く、歩留まりの悪いレッスンをくり返すこの頃です。
Oさんは先日中国語の検定試験HSKの5級を受けて来たそうです。HSKは1級から6級があり一番難しいのは6級です。
6級は中国人にとっても難しい試験です。5級でプロの通訳が十分できます。
留学最後は6級を受験し合格するのが目標だそうです。彼女でしたら大丈夫でしょう。
→HSK6級 http://www.hskj.jp/level/level06.html
わたしもそろそろ検定を受けようかと思っていますが、せいぜい3級だと思っています。
まあ3級に受かれば、旅行で困る事は無く、そこそこの意思疎通は出来ます。
→HSK3級 http://www.hskj.jp/level/level03.html
涼しくなって読書の秋です。勉強にも良い時期になります。
中国語の勉強も頑張ろうと思っています。
雷
2012/08/28
先週の22日水曜日の夜8時くらいからでしょうか。
もの凄い雷が鳴り続けました。今年は全国で雷や異常な豪雨が時々起きますが、新潟でこんなに長い時間雷が鳴り続けたのは珍しいですね。
空が明るくなり雲の間から雷光が見えます。
時々、地上にも落雷しているようです。
例年の20〜30%の降水量だそうですので、少しは雨が降るかと期待しましたが、旧村松町や三川の方は豪雨だったようで、三川から来院している患者さんは「すごい雨で、こわかった」と言われていました。
ちょうど良い具合に雨は降ってくれませんね。
このところ新潟市秋葉区では毎日35℃近くまで最高気温が上昇しています。
うめつ歯科医院の窓辺と玄関のサフィニアも朝晩2回の水やりが欠かせません。
自宅も庭の水やりが早朝の仕事になっています。
まとまった一雨がほしいこのごろです。
中国語勉強会 暑気払い
2012/08/26
昨日は、中国語を習っている新潟市秋葉区の私を含め3人の歯科医師、内モンゴル自治区のフフホトから来ている私たちの中国語のB先生(モンゴル族)、北京から来ているHくんの5名で、暑気払いをしました。
今年初物のサンマをいただきました。
1匹のサンマを お刺身、炙り、サンガ、骨せんべいにして「サンマまるごと味わい」という料理が美味でした。また、たっぷりと実の詰まった茶豆も今年一番の味でした。
これからは、色々な物が美味しくなる時期ですね。
「Hくんに北京では枝豆どうやって食べますか」と聞いてみると「日本と同じ食べ方です」とのこと。
以前、台北から来ていた台湾人の友人に聞いた時は、「サヤのまま唐辛子振りかけて油で炒めて食べます」とのことでした。
その時はなるほど中華風だと感じましたが、北京ではそのような料理の仕方はしないそうです。やはり色々ですね。
Hくんは現在は新潟の研究所に勤務していて、毎日大気汚染の観測をしています。昨年はご両親が新潟にいらして、札幌の小児歯科学会参加の時に、一緒に北海道を3日間ご案内しました。
H君は北海道が気に入ったようで、今まで4回ほど行っています。
最近では6月に富良野に行って来たそうで、自分で撮影したいくつかの写真を送ってくれました。
懐かしい「ケンとメリーの木」の近くに有る「親子の木」と呼ばれている5本の木の写真ですね。
カメラが好きでいつも一眼レフと大きなレンズを持って旅行にいきます。
以前に中国語を教えていただいたハルピンから来た麻酔医の先生も、カメラが大好きで旅行にいくつものレンズを持っていってました。
どうも中国人男性の間では、写真を撮る事がすごくブームになっているんでしょうか。
北海道は梅雨も無く、6月は正に花盛りで旅行にはお勧めの時期です。
一面のラベンターきれいですね。
治る力 癒す心
2012/08/24
この前,参加した歯周病と歯内治療(歯の根の治療)の研修会で、講師の高橋教授がアメリカの医学者のアンドリュー•ワイズの言葉の「治療は体の外から、治癒は中かから」を紹介していました。
昔、このワイル博士の著書を随分読んだ事を思い出しました。
ワイル博士は、ハーバード大学の医学部を卒業して、いわゆる「代替医療ーalternative medicine」で有名なドクターです。
この辺をどう解釈するかは色々と難しいので省きますが、知識として非常に面白くなかなか良い本と思いました。
特にお勧めはこの「治る力、癒す心」です。
自然治癒力の大切さは歯科の分野でも関係することもあり、歯周病の治療で丁寧な歯磨き指導をして、患者さんがキレイにプラークコントロール出来るようになると、本当に歯ぐきがキレイになり、歯周病が改善されて行く事はよくある事実です。
歯周病の治療は、患者さんの自然治癒力を私たち歯科医や歯科衛生士が実感する良い例と思います。
また、この本もハーブが好きな方には、もう一歩進んだ健康維持へのアドバイスが沢山出ている本でした。
興味がある方には、ご一読お勧めします。
夏休みの飲み物
2012/08/22
夏休みも後半に入りました。
うめつ歯科医院にも、夏休みで定期検査の子どもたちが朝から来院しています。
最近の話題は「宿題終った?」です。歯科衛生士と来院しているお子さんたちの会話はこのパターンが多く聞かれます。
「とっくに終った!」と誇らしげに言う子や「まだ、終っていない」と言うお子さんなど様々です。
あと残り10日程度終っていないお子さんは、保護者の援護を受けながら頑張る日が続きそうですね。
さて昨日の定期検査の時ので出来事。
随分前から定期検査に来院しているOさんと担当の歯科衛生士の会話。
Oさんは乳歯の頃からむし歯が比較的多く、普段の歯磨きやフッ素の利用、飲食にも注意して、最近はあまり新しいむし歯は出来ていません。
しかし、夏休みはどうしても自宅に居る時間も長く、更に今年も猛暑。
当然、飲み物から水分補給も大切です。そこでイオン飲料や糖分の入っている飲み物を摂る機会も増えてしまいがちです。
担当の歯科衛生士としてはむし歯予防のために、これら飲み物に対する注意やアドバイスも大切な指導内容になります。
「今年は暑いから、飲み物とかどう?スポーツとか部活していたよね? どんな飲み物のんでるの?」と聞いてましたが、Oさんの答え。
「ビールとか酎ハイ、でもあんまり沢山は飲まないよ」
定期検査を後ろで見ていた私は、「えっ」と思いカルテを見直しました。
年齢を見て納得、もう20歳8ヶ月でした。
彼女がうめつ歯科医院に最初に来院したのは、6歳6ヶ月の時でしたので、既に14年以上経っています。
お子さんが成長するのは、本当に早いですね。
ふと時間の過ぎるのは本当に早いと実感した瞬間でした。
夏休みは、小さな頃から通院していた患者さんが、進学で他の場所へ行き、帰って来て定期検査にいらっしゃいます。
「来年から就活で忙しくなる」、「新潟で教職の試験を受けるんだけど、高校の物理の先生になりたいんだけど、倍率5倍なんで、頑張らないと」等いろいろ報告してくれます。
夏休みは、忙しい時期ですが、この時期しか会えない患者さんたちの近況報告が聞ける楽しい時でもあります。
1日キウイを2つ食べよう!
2012/08/18
この話題も今年のヨーロッパ歯周病学会に参加した、新潟市西区寺尾で開業している深井浩一先生の研修会の内容から紹介します。
ビタミンCが歯ぐきの健康に重要な栄養素であることは良く知られています。
「壊血病」と言う名前を知っている方はいると思いますが、この病気はビタミンCの欠乏で生じます。
「壊血病」の主な症状の一つが歯ぐきや筋肉、粘膜等からの出血です。歯ぐきからの出血は歯周病の最初の症状です。
さてビタミンCの効果ですが、活性酸素等の酸化物の働きを抑えるや白血球の増強等があります。
この活性酸素や免疫活動に重要な白血球の活動を強める働きのビタミンCは、歯周病だけでなく色々な老化から来る病気の予防にも役立ちます。
それではビタミンCを、どの様に毎日の中で摂ってゆくかが、大きな問題です。
ヨーロッパ歯周病学会での発表では、1日100mgを勧めています。
一般的には1日60mがお勧めの量と言われていますが、それより多い量です。
多過ぎてもビタミンCは尿から排泄されるので、体に対する害はありません。
ここで何からビタミンCを摂るかですが、サプリメントからの摂取もありますが、やはり食べ物から摂る方が良いだろうとのことです。
そこでキウイの登場です。世界中で比較的手に入りやすく、比較的安価な食物は何かと考えてみたらキウイと言うことになったそうです。
さて何個のキウイを食べればよいか。答えは
1日100mgを摂るには、2個だそうです。
キウイにはビタミンC等の抗酸化物質以外にも、ポリフェノール、フラボノイドも含まれていますので、血液サラサラにする効果も考えられます。
深井先生は学会参加して、帰国してから毎日キウイを食べているそうです。
犬の気持ち
2012/08/14
先日の新潟日報日曜版で紹介されていた本。
「犬はあなたをこう見ている」 ジョン・ブラッドショー著
愛犬家としては、やはり読まないといけない本と思い購入して読んでみました。
内容的には非常に面白い本でした。
著者は動物行動学の現役の研究者なので、色々な参考文献と自分が行なって来た研究に基づき,今までの犬のしつけで常識として考えられていたことに疑問を投げかけています。
また、最初の部分ではオオカミから犬が分かれて進化したということをテーマに、かなり突っ込んだ考察が繰り広げられています。
この本はいわゆる簡単な犬の躾のノウハウを書いた本と違い、現在の犬に関する世界的な研究を基に書かれています。ボリュームもありますが、読むことで今まで言われていた犬についての常識が改められ、より深く犬と人間のかかわり合いが理解出来る本でした。
犬好きで、少しきちんとした犬への理解を深めたい方にはお勧めします。
歯科治療研修会
2012/08/12
9日木曜日は、午前中新潟市秋葉区の1歳児歯科健診に従事してきました。
その日の夜、新潟市歯科医師会主催の歯科治療研修会に出席してきました。
研修会は「歯周治療と歯内療法における失敗回避のポイント」と言うテーマで、奥羽大学歯学部の高橋慶壮教授が2時間おこないました。
最初に「誤謬」と言う事とそれから既成概念が変わる「パラダイムシフト」について説明し、医療の分野でも「誤謬」、「パラダイムシフト」が繰り返し起きているが、それに日本の歯科保険シルテムが追いついていない現状に問題を提起していました。
「誤謬」→http://ja.wikipedia.org/wiki/誤謬
「パラダイムシフト」→http://ja.wikipedia.org/wiki/パラダイムシフト
現在、高橋教授の勤務している奥羽大学の窓から、福島第一原発で避難を余儀なくされた方々の仮設住宅が見え、原発問題も「誤謬」による被害拡大の例だと言われていました。
ここから日本は「パラダイムシフト」を起こして、脱原発に向かえるか大事な時期だと思います。
さて、今回の研修会ですが、個人的には今年受けた研修会の中でも1、2を争う、非常に面白く、また役立つ内容でした。
歯科治療では、丁寧な歯の神経(いわゆる根の治療)の治療と歯周病の治療はとても大切なことです。
家を建てることに例えれば、地盤改善と基礎工事にあたり、これをおろそかにすると後から被せる冠も長持ちしませんし、歯も保ちません。
これら歯内療法(根の治療)と歯周病の治療について,今回の研修会は大変参考になった研修会でした。
最後に高橋教授がアメリカの医学者のアンドリュー•ワイズの言葉の「治療は体の外から、治癒は中かから」を紹介していましたが、実際歯周病は適切なプラークコントロール指導と丁寧な歯ぐきの下の歯石取りをすると、歯ぐきは驚くほど良く治っていきます。
私たちは体が治りたいという方向に、お手伝いしているだけだと思います。
1歳児歯科健診
2012/08/10
昨日は新潟市秋葉区の1歳児歯科健診に従事してきました。
秋葉区の1歳児歯科健診は、歯科医師、歯科衛生士、保健師、栄養士が歯科検診や歯磨き指導、育児相談、離乳食等の食餌指導を行います。
いわゆる歯科健診を行なうだけと違い、受診者には生活アンケートを記載していただき、それを基に相談や指導を行ないます。
1歳という時期は、歯が生え始め離乳食を食べている真っ最中です。
この時期にスムーズな卒乳へのアドバイスや、保育者からの虫歯菌の感染予防、仕上げ磨きにフッ素入りの歯磨き剤を使う等大切なアドバイスをすることはとても大切です。
今回は新潟市でも各区でそれぞれ特色があり、違うということで、新潟市の保健所の歯科衛生士さんもいらして、秋葉区の健診を見学されていました。
今回は44名の受診者がいらっしゃいましたが、質問も沢山あり、皆さんお子さんのことなので熱心にお話を聞いていただけました。
その中で、比較的多かった質問の一つ。
「何でも口に入れて、齧りたがるんですが、歯に影響無いですか?」
人が食べ物を食べる際には、唇で物を捉え前歯で食べ物を齧り取ります。この時期お子さんは、前歯が生えてきます。
その生えて来た前歯と唇の機能を本能的に練習している時期ですので、心配は要りません。
あまり汚い所をなめたり、齧るのは良くないでしょうが、心配はいりません。
その他「母乳が多過ぎて大丈夫だろうか」等質問が有りましたが。それぞれ栄養士さんや保健師さんが、丁寧にお答えしていました。
今後もこの秋葉区のやり方を継続してより良い健診にしていけるように、秋葉区の歯科医師の1歳児健診担当グループの先生達と頑張ろうと思っています。
腰痛
2012/08/08
歯科医師の職業病と言えるものの一つは、腰痛。
これに悩んでいる歯科医師は非常に多い。
中年の歯科医師が集まれば腰痛の話題が出ます。
私の場合はここ3年ほど特にひどく、仕事の日は毎日モーラステープを貼って仕事をしていました。
昨年の春頃か、うめつ歯科医院に数年前から歯周病のメインテナンスに通院しているSさんが、いらした時のことです。
診療室で私の歩き方を見ていたSさんが、担当の歯科衛生士に「先生は相当腰が悪いね。私も以前はそうでゴルフも出来なくなった事があるんだけど、今はもう治ってバンバンだよ。」、「先生にぜひここに行かせなさい」と言って、ご自分が通っている脚ツボ整体の診察券を出しました。
官足法→http://nextstyle.pu.shopserve.jp/hpgen/HPB/entries/57.html
それでは通院してみようかと予約し、通院し始めて1年経ちました。最初は脚ツボ痛いのなんの。あんなに痛い脚ツボマッサージは受けた事がありません。無麻酔で針を刺されているようでした。
今でも痛いことは痛いですが、通院当初と痛みの種類が違い、相当強くツボを刺激されても、本を読んで余裕はあります。
しかもモーラステープは、ここの所何ヶ月か貼ったことが有りません。貼るのさえ忘れています。
また初期に感じた変化は、足が小さくなって靴がブカブカになったことです。
通院当初からそこの療法士さんから「先生は長年の疲れが溜まっているので、1年ぐらいは掛かりますよ」と言われましたが、本当に1年で腰痛から解放されました。
こんな感じは開業して数年で腰痛が出始めましたので、20年近く有りませんでした。
痛いのを耐えて通院した効果がありました。
食べ物と歯周病
2012/08/06
先月の深井•加藤歯科医院の歯周病研修会で紹介され内容の一つ。
深井先生が今年6月ウィーンで開催されたヨーロッパ歯周病学会で聞いて来た講演の一つで、一般の方にも役立つ内容がありました。
それは、「食べ物と歯周病」についての関連性。
原題は「栄養学的にみた歯周炎ー歯周病の栄養管理ー」です。
色々な情報の細切れですが紹介します。
1)砂糖や炭水化物多くを摂ると歯周病は悪化するか。
砂糖を摂る頻度が高いと歯ぐきからの出血の割合は、高くの無いグループより1.5倍増加するそうです。
炭水化物の摂取量を減らすと歯肉炎が半減する。
簡単に書くとこの様な結果が出るそうです。
これら砂糖や炭水化物の多い食品としては、「糖類」、「米や小麦」、「シリアル」、「ジャガイモ」などでGlycemic Index(血糖インデックス)が高い食品、すなわち食後すぐに血糖値を上昇させるような食品ですが、これらを頻繁に摂取することは歯周病の原因になりうると言うのが、現在の結論だそうです。
一方で、低Glycemic Indexの食品として「果実」,「野菜」、「豆類」が代表ですが、これらの摂取で歯周病のリスクは低くなります。
また、Ⅱ型糖尿病、肺がん、胆のう疾患は、高いGlycemic Indexの食品摂取で、病気が進行してゆくことが知られています。
2)肥満は歯周病に影響するか
肥満は歯周病の相対危険率が2倍あります。
今年の春に新潟市の石井正敏先生の歯周病の研修会(歯周病学会専門医セミナーに認定された講演)でも、肥満は緩やかな自殺で、体に慢性炎症を抱えていることになると言われていました。
3)運動は歯周病と関係するか。
運動は歯周病のリスクを下げることも、5万人の医療関係者を12年間追跡調査した研究で明らかになっているそうです。
上のような事は、一般的にイメージ出来ることですが、歯科の世界規模の学会で、科学的根拠の基づいた講演で栄養のことが大きなテーマの一つに取り上げられるのは少ないので、良い講演と思います。
ジャマイカからの患者さん
2012/08/04
英語を使っての診療のことで、思い出したことがあります。
10年ほど前、新潟市秋葉区の小学校にALT (外国語指導助手:Assistant Language Teacher)でいらしてたジャマイカの先生のこと。
2人で、歯科治療希望してうめつ歯科医院に現れました。
初診日の様子ですが、最初は二人とも母国でない国で、しかも歯科治療を受けることは苦手らしく非常に緊張されていました。
こちらも歯ぐきの検査など、なるべく痛く無いように細心の注意で行ないました。
一通りのお口の中の診査が終わり、レントゲン撮影し写真が出来てから、説明しようと私が治療台を離れた時、
2人で隣同士の治療台に横になっていたのですが、突然院内のBGMに合わせて2人で、指を鳴らしながらリズムを取って話し始めました。
さすがに、後ろで離れて違う仕事をしていた私もびっくり!
しかし、リズム感と乗りの良い事!さすがレゲイの国から来た人は違うと感心しました。
本当にネイティブのすごさを実感した瞬間でした。
そう言えば髪型も確かボブマーリー見たいな感じで決まってました。
今まで、うめつ歯科医院の治療台で指を鳴らしながらリズムを取った患者さんは、彼女たちだけです。
小学校でもさぞ楽しい英語の授業をして、児童の皆にも人気だったでしょうね。
夏の蘭2
2012/08/02
毎日暑い日が続いています。
夏の時期は、診療室に飾る花も限られて来ます。
自然栽培していると、カトレア等は基本的に南半球の原産の種類が多いので、冬が花のシーズンです。
従って夏に咲く品種は限られてきます。
うめつ歯科医院の各治療台や受付等に飾る花も不足気味になりますが、今年は比較的多くの蘭が咲いてくれています。
その中でも患者さんから「キレイですね」と言われる事の多い蘭はこれです。
花の模様が夏らしい蘭です。
淡いグリーンの細めの花弁に濃い茶色の斑点、リップはうすいピンク色です。
全体に花姿と株の姿がスッキリしていて菜涼しげです。品種はMoediae “Lososos” AM/AOSです。
またこちらも夏咲きの涼しげなカトレアです。
品種名はLc. Greenwich。すこし細めの緑の花弁が涼しそうな感じがします。
この株は性質があまり強健でなく、何年栽培しても大株になりません。
2年に1度程度1輪だけ咲いてくれます。