2013年1月の記事
海抜表示
2013/01/30
日曜日の夕方、犬の散歩で自宅近くの公園を通った所、今まで無かった表示が公園のフェンスに取り付けられていました。
海抜情報の表示板です。
海抜1.2mです。海岸から20km以上内陸ですが、これだけの標高です。
新潟市には地盤高図と呼ばれる地図が公開されています。→http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/bosai/index_jijo/kakuku_jibandaka/akihazibanndaka.html
しかし、なかなかこの地図を見て、自分の住んでいる所を調べる事はありません。
近くの公園などのこのような表示板を設置すると、目に入りますので良いですね。
ちなみにうめつ歯科医院のある新潟市秋葉区古田付近を地盤高図で見ると4〜5m程度でしょうか。
これも3.11の震災の経験を生かして行政が設置したものでしょうか。
皆さんの近所にもこのような表示は有りますか。
6歳臼歯の仕上げ磨き
2013/01/25
うめつ歯科医院で日頃、定期検査や治療中の患者さんに、お話する予防歯科に関するアドバイスはたくさん有ります。
その中で今回は、お口の中に生えて来たばかりの6歳臼歯の仕上げ磨きの仕方を、説明させていただきます。
6歳臼歯は永久歯の中で最も咬む力が強く、物を食べる際に重要な歯です。
更にその他に歯並びに対しても、「咬合(噛み合わせ)の鍵」と呼ばれていて重要な役割をします。
そんな大切な6歳臼歯ですが、とてもむし歯になりやすい歯です。
右下の6歳臼歯が生えて来ました。まだ咬む面の奥の方は歯ぐきが被っています。
こんな時が一番むし歯になりやすい時期です。
その理由は大きく分けると3つあります。
1つ目は、お口の一番奥に出て来るので、歯ブラシが届きにくい。
2つ目は、咬む面の溝が複雑な形で、溝の奥まできれいに磨きにくい。
3つ目は、生えて来たばかりの歯の表面はまだ柔らかいので、むし歯になりやすい。
歯はお口の中で唾液に触れることで、だんだん硬くなります。(エナメル質の成熟と言います)
お口の中に生えて来た歯は、数年経つと歯の表面が硬くなり、むし歯になりにくくなります。
さて今回来院した6歳の患者さんも、咬む面の溝をレーザーで調べる機械で診査すると初期むし歯になりそうでした。
そのような時には、シーラントというむし歯予防の処置がありますが、できればシーラントもしないで済めば一番理想的です。
このような時、うめつ歯科医院ではシーラントを第一選択とは考えません。
第一選択はホームケアでのフッ素の利用です。
この生え始めた6歳臼歯の仕上げ磨きの際に、ワンポイントアドバイスがあります。
実は仕上げ磨きの時に、保護者の方にお口全体に適切な量のフッ素入り歯磨き剤を使用してもらいます。
その後、下の様な形の毛先の歯ブラシを使い、写真のようにフッ素入り歯磨き剤を6歳臼歯に擦り込んでいただきます。
このような形の歯ブラシは歯周病の歯磨きの際に、特に歯周病が重症な部分のワンポイントを丁寧に磨く際も効果的な歯ブラシです。
写真のように良く擦り込んで、その後1回だけうがいをします。
この後の注意点は以前のこちらのブログに記載してあります。ぜひご覧下さい。
→https://www.umetsudental.com/wp1/archives/category/pastblog/むし歯のこと
このような仕上げ磨きをしていただいたおかげで、レーザーの初期むし歯診断の数値が改善して、シーラントをしないで大丈夫な状態になる歯がたくさんあります。
予防歯科では、普段患者さんが家庭で行なう事ができるアドバイスを、どれだけわかりやすくお話していけるかが大切なことです。
小児歯科の分野では、患者さん本人だけではなく、保護者の方に家庭でお手伝いしていただくことも大事です。
ぜひ仕上げ磨きの際に取り入れてみて下さい。
蘭の集い
2013/01/22
20日の日曜日、いつもうめつ歯科医院に飾る洋蘭を、置かせていただいている新潟市江南区の「細川洋蘭農園」で、蘭の愛好者の集まりがありました。
この会は、昨年の12月に「細川洋蘭農園」さんに、日頃あつまる洋蘭の愛好者と、細川さんのサポートで発足した新潟で一番新しい洋蘭の愛好会「蘭の集い」です。
20日が第2回目の集まりでした。
例会では、参加メンバーがそれぞれ咲いている花を持ち寄り、皆で花の解説や栽培方法の情報交換をします。
また、出席者でそれぞれ気に入った蘭を選んで人気投票も行います。
この日集まった鉢は、約50鉢ほどでした。
出品はパフィオが多くカトレア等は比較的少数でした。
この会の幹事の一人で、日頃大変お世話になっている細川洋蘭農園の片桐さんから「パフィオ以外、何か咲いていたら出して下さい」とのお話だったので、
私はパフィオ以外の蘭を3鉢出しました。
そうすると何と私の出したDen.sulawesienseが、パフィオの栽培の大ベテランの熊倉さんの出したパフィオと同点で1番に選ばれました。
全く予想していなかったのでビックリしました。
こちらは熊倉さんのパフィオです。
中国の雲南省付近に自生するミクランサムとアルメニアカムの自然交配種だそうです。
私の出品のDen.sulawesienseです。インドネシアのスワレェシ島に自生する原種のデンドロビュウムです。
ピンクのキレイな花が房咲きになり、比較的花の咲いている期間が長く2ヶ月以上咲きます。
月曜日からうめつ歯科医院に持って来て玄関に飾っています。
沢山の花が固まって花房を作っています。
2013年 新年会
2013/01/20
昨日の土曜日、診療終了後にうめつ歯科医院の新年会を行いました。
うめつ歯科医院の新年会は、以前より当院のスタッフだけでなく、日頃大変お世話になっている方々も参加していただいています。
うめつ歯科医院では歯科医師だけでなく歯科衛生士、受付、歯科助手、保育士も重要なメンバーです。
それぞれのスタッフが自分の専門分野で、能力を発揮してチームプレーをすることで、より良い医療を患者さんに提供できると考えています。
院内に何時も常勤している他にも、技工物を委託している歯科技工士さんは、私たちの大切な同僚と考えておつき合いさせていただいています。
毎回、新潟市中央区の「佐藤デンタル•クリエーション」の3名の技工士さんと五泉市の「ライトデンタル•ラボラトリー」でうめつ歯科医院の技工物を担当していただいている齋藤技工士さんに、新年会や暑気払いに参加していただいています。
医院内でのディスカッションやメール、電話でのやりとりはとても大切ですが、ゆっくりと腰を落ち着けて仕事の事だけでなく、色々な事に対する考え方を話すには、このような会は有意義です。
先週は当院のベテラン歯科衛生士のTさんの前歯を佐藤さんに作っていただき、佐藤さんも実際にお口の中に入れた状態を確認して安心していました。
本当にいつも素晴らしい技工物を作成していただけます。彼ら技工士さんのプロとしてのすばらしいサポートがあってこそ患者さんに満足のいく治療を提供できます。
今年も皆で頑張りますので、宜しくお願いします。
デンタルフロスの替え時
2013/01/18
うめつ歯科医院では、患者さんのお口の中を拝見して、歯と歯の間にむし歯や歯周病が有る時やは、デンタルフロスや歯間ブラシの使用を強くお勧めします。
その理由は、歯周病の約80%は、歯と歯の間の歯ぐきから始まるというデータが有るからです。
従って歯ぐきの状態によっては、デンタルフロスや歯間ブラシの使用はとても大切です。
歯磨きに歯ブラシしか使っていない患者さんが、使う時は「歯ブラシの前に使いましょう」とアドバイスさせていただいています。
理由は、もしその患者さんが、歯間ブラシやデンタルフロスで歯と歯の間を磨く習慣が無い時に、これらの用具をお勧めしても、患者さんの使用習慣に定着しないからです。
どうしても忙しいと歯ブラシだけして終ってしまう危険性があるからです。
さてこのデンタルフロスですが、前にも何回かこのブログで書かせていただきましたが、お勧めはこの形です。
柄と糸が直角のこのタイプが、断然良く汚れを落とすことができます。
フロスの柄と糸が平行のタイプの物は、奥歯が良く磨けません。
また指に糸を巻いて使うタイプも、奥歯の汚れを取るには難しいと思います。
さて、このタイプをお勧めして、時々患者さんから質問されることがあります。
「これは使い捨てですか?」
実はこのタイプの中で、うめつ歯科医院でお勧めしているのはライオンのウルトラフロスです。
このフロスは結構丈夫で1本です。使い方にもよりますが、2週間程度は使えます。
しかし、この写真のように糸が細くなってしまった物は、汚れを落とす力が無くなります。替え時ですので、交換をお勧めします。
また、歯間ブラシですが、ゴムで出来ている物が売られていますが、汚れを落とすにはあまり効果はありません。
やはり適切な道具をきちんと使う事で、短時間で効率的に歯の汚れを落とす事ができます。
フィルムカメラ
2013/01/16
年末に大掃除をしていたら、懐かしい物が出て来ました。
フィルムカメラ Contax T2です。
もう10年以上使っていません。
電池を入れてみるとちゃんと動きます。
今のデジカメは10年も放置すると、まともに動かない物が多い様な気が来ますが、当時の日本製の物は作りが良いのか、液晶表示、ファインダー内部も問題無く表示されます。
そこで1月2日に、以前のうめつ歯科医院場所でお隣のテナントだったタカナシカメラさんへ行って、リバーサルフィルムを買って来ました。
高梨社長さんにも久々にお会いしました。
高梨さんのお勧めのFujichrome 「VELVIA 50」も買って来ました。
ISO50のリバーサルフィルムです。
今まではISO100までしか使ったことが無かったのですが、高梨さんによるとISO50の方がフィルム写真の質感が良く出るとのことです。
ちなみに高梨さんもまだCONTAX T2をお持ちで、大切にしているそうです。
これを持って花の写真を撮ろうと日曜日に蘭の草取りに江南区の細川洋蘭農園さんへ行った時に、このカメラを持参しました。
しかし久々に使ってみてビックリしました。
今のカメラはコンパクトカメラでも、普通にマクロ撮影が出来ます。
しかし、このカメラは出来ません。
「そうか昔、花の写真を撮影していた頃は、1眼レフカメラでマクロレンズ付けたんだ!」と思い出しました。
そして当然どのような写真が撮れているかも確認出来ません。
なるほど最近は何でも1台で済んでしまうカメラ。
ちょっとした望遠もマクロ撮影も、ついでにHDの動画も撮影可能!
よく考えたら昔は、それぞれレンズを替えて、ビデオカメラも用意して旅行に行きました。
今ではコンパクトカメラとSDカードを数枚で終わりです。
しかもコンパクトカメラで、ここまで花の写真もキレイに写ります。本当に便利な時代ですね。
しかしこれから少しこのカメラも持ち歩き写真を撮ろうと考えています。
また散歩の楽しみが増えました。
洋蘭草取り
2013/01/14
連休ですので、普段できない事も行なう事もできます。
さて、昨日の日曜日、いつも蘭を預かっていただいている新潟市江南区の細川洋蘭農園に行って来ました。
たくさんの花が咲いています。蘭だけでなくシクラメンやビオラ等もたくさんあります。
私の大好きな花の一つのバンダ•セルレアも咲いていました。
セルレアとは「青色」、「空色」という意味です。この株はキレイな藍色で花の輪も大きく良い花です。
今回は、ずっとやろうと思っていて出来なかった蘭の雑草取りです。
夏に鉢に茂った雑草取りは、結構大変な仕事です。
特にこのデンドロビューム •シルシフローラム(Den.thyrsiflorum)の大鉢の草取りが、一番の仕事です。
ピンセットを使い、雑草を抜き取ってゆきます。
すごい量の雑草です。しかもこの雑草は根が太く深くまで鉢に入り込んでいます。蘭の栽培家にはあまり好まれません。
この株は今私が持っている蘭の中では最も大きく、また古い株で栽培歴23年になります。
購入は当時所属していた新潟蘭友会のバスツアーで、群馬県館林市の根岸園芸へ行った時です。
→根岸園芸http://homepage2.nifty.com/negishi-engei/
買った時はバルブが3本でしたが、今ではこんな大株になり何本バルブがあるか数えきれません。
開花すると小さな花が藤のように房咲きになりキレイです。
今まで最高で30房ほど咲いた事があり、大きな鉢一杯花でぎっしりでした。
結局3時間以上の大仕事になりました。
終ってから細川さんと今年の3月に新潟で行なわれる「世界の蘭展」に、どの蘭を出展しようかと色々と話して来ました。
細川社長はグランプリを取りたいと考えているようです。
久々に新潟で開かれる蘭展なので楽しみです。
→「にいがた2013 世界の蘭展」http://www.teny.co.jp/ran2013/
新春の花(カトレア)
2013/01/12
寒い日が続きますね。
風邪も流行っているようです。
特に今回の風邪は、「咳が止まらない」言われる患者さんが多いようです。
皆さん風邪を引かないように気をつけましょう。
さて、蘭の栽培を趣味にしている人には、待望の花の時期が来ました。
うめつ歯科医院でもカトレアが咲き出したので、院内の色々な所に飾って患者さんに見ていただいています。
最初の花はBlc.Leaflet”Taida”
これは1昨年台湾に行った時、台中の台大蘭園からCITESを申請し持ち帰った株です。
グリーンの花びらにパープルのリップが清々しい良い花です。
もう一つはBlc.Chia Lin “Shin Shyn”です。
多分、作出した場所が台湾中部の「新市」と言う市だと思います。
この花は毎年東京ドームで開催される「世界らん展」で、1996年に日本グランプリを受賞した花です。
実はこの花は、キレイに咲かせるのは案外難しいんです。
どうも新潟で開花すると花びらがピンと展開しないで、だらしなくすぼんで抱え咲きで咲いてしまいます。
今年は色々工夫してやっとキレイに展開して咲きました。
もう一鉢咲いているこちらの株は、少し抱え咲きになりました。
今日も以前カトレアを株分けして差し上げたGさんが、歯周病のメインテナンスにいらっしゃいましが、「先生!受付のカトレア良いですね。すごく良い香しますね」と言われていました。
確かにこの花は強い蘭の芳香があります。歯科医院の薬品の匂いを和らげるのに役立ちそうです。
Gさんの所でも、昨年春に分けて差し上げたカトレアが順調に生育して咲いているそうです。
もう栽培のコツは十分会得されたようです。
昨年咲いた時は、写真に撮って見せていただきました。
また写真を見せていただけるとうれしいです。
中国語検定試験
2013/01/10
英会話のレッスンを再開しましたが、以前から行っている中国語のレッスンも継続しています。
できれば同じ時期に2つの外国語を学ぶのは、昨年の体験からしても避けたいところでした。
理由は混乱してしまい、英語のレッスン中に「こうゆう時には、どう言いますか?」と質問されると、時々中国語が最初に浮かんで来てしまいます。
中国語のレッスンの時には、逆に英語が頭の中に浮かんできます。
従って、昨年5月に英語のレッスンを中断し中国語に絞って勉強して来ました。
理由は11月に上海に行く予定があったからです。それと中国語検定を受けようと思っていたからです。
しかし11月の中国語検定の試験日が、福岡の研修会に行く日と重なり、受験出来ませんでした。
中国語検定試験次回は3月です。
その時は一緒に中国語勉強している新潟市歯科医師会秋葉班のY先生やS先生と、一緒に受験する約束をしました。
Y先生は昨年の11月に4級を受験して、合格しました。
今度は私とY先生2人で3級受験です。
3級は、英検2級程度の難易度です。3級合格すれば、ほぼ不自由なく台湾や中国旅行が1人で出来ます。
5月のアメリカに行く予定も決まり英語の方も再開し、中国語検定受験もあり、しばらく語学と格闘の日が続きそうです。
Skype英会話レッスン再開
2013/01/08
昨年の2月から5月まで、Skypeを利用した英会話レッスンを受けてみました。
総レッスン回数104回、時間にして52時間でした。
診療終了後、院長室でインターネットを使い、英語がネイティブの外国の講師と1日50分レッスンします。
自宅や職場で行えるという事、マンツーマンでしっかり教えてもらえるなど非常に良い方法です。
日本にいる時は、英語を話す機会はほどんとありませんが、うめつ歯科医院にも時々日本人と結婚されてフィリピンから来られた方や小学校などのALTの方が歯科治療に来られます。
その際、英語は最低限の治療の説明等に必要になります。やはりある程度の英語力は必要ですね。
さて、今年も4月にアメリカに行く予定があるので、英会話を再開しました。
約8か月ぶりです。使わないと忘れているフレーズも多いでしょう。
rerajobのサイトで昨年教えていただいた先生を探してみると、何人かはもうレッスンをしていないようでした。
しかしまだ講師をしている先生もいました。
その一人のM先生は、いつも的確に文法の間違いなども指摘してくれる先生です。
8が月ぶりですが、私の事も憶えていてくれました。
これからまた4月の終りまで、出来るだけ毎日時間を見つけて頑張ります。
今年も宜しくお願いします。
2013/01/06
明けましておめでとうございます。
今年、うめつ歯科医院は、4日の午後から診療を始めました。
毎年仕事始めの日の午前中は、医院会議を行います。
内容は昨年の反省と今年の医院の目標の発表です。これは毎年うめつ歯科医院では、大切なことです。
医院全体と各自が反省と目標を作成し、定期的に自分だけでなく皆で話し合い、問題点を見つめ直します。
そうすることで、さらにステップアップしてゆくことが出来ます。
その日は、その他にチーフ歯科衛生士の井関が、症例検討で自分が担当した歯周病の患者さんの治療経過をまとめて、他の歯科衛生士の意見を聞いていました。
うめつ歯科医院は、歯科医師は私一人ですが、日本歯周病学会の認定歯科衛生士は6名いますので、歯科衛生士が自分が担当している患者さんの経過だけでなく、他の歯科衛生士の患者さんの経過を知ることは非常に重要です。
また年初めに今年どのような研修を行うかも、各スタッフが希望を出し、皆で相談し決めて行きます。
今年は院内の症例検討会を12回、院内の研修会を8回、院外の研修会を数回予定しています。
主なものは、筋機能療法(MFT),歯周病と喫煙、妊娠期や子育て中の方への予防歯科の充実等です。
また、上半期には患者さんに「患者満足度調査」を行う予定もあります。
その調査の結果は、院内とホームページで公表する予定です。調査の際はご協力宜しくお願いします。
本年も宜しくお願いします。