2014年8月の記事
永久歯の先天欠如
2014/08/12
8月4日の新潟の地方紙「新潟日報」の医療新世紀に「永久歯の先天欠如」と言う記事が載っていました。
この内容は2012年7月21日のうめつ歯科医院の院長ブログに書かせていただきました。
→https://www.umetsudental.com/wp1/archives/902
今回の新潟日報の記事は、比較的詳しく書かれていましたので、お読みになった方も多いと思います。
実際うめつ歯科医院でも永久歯の先天欠如の患者さんは比較的多く、普段良く見つける異常と言えます。
乳歯のむし歯治療を行なう際にも、その乳歯の後から出て来るはずの永久歯が先天欠如であれば特段の注意を持って治療し、歯並びへの影響等も考えてゆきます。
今まで最も多くの永久歯先天欠如のお子さんは、親知らずを除いても1人で11本の先天欠如がありました。
このお子さんの場合は、歯並びの治療も必要な状態でしたので、健康保険を利用して歯並びの治療を行なっているところです。
永久歯が6本以上先天欠如している場合は、矯正診断料の申請をして認められている歯科医院では、健康保険で歯並びの矯正治療を行なうことが出来ます。
日本小児歯科学会の調査では、10人に1人はいると言う結果の出た異常ですので、心配な保護者の方は歯科医院で調べる事をお勧めします。
明日より18日月曜日までお盆休みとさせていただきます。
宜しくお願いします。
母校特別講義
2014/08/05
7月30日に母校の日本歯科大学新潟生命歯学部の登院生(5年生)の皆さんへ特別講義をさせていただきました。
母校の非常勤講師にさせて頂いてから今年で3年目です。
毎回少しずつ内容は変えていますが、基本的テーマは同じです。
卒業して今年で30年になりますが、30年経って今しみじみ思うのは、本当に歯科医師は、面白くやりがいのある職業と言うことです。
昨今は歯科医師過剰時代で、歯科医師の将来に不安を持つ学生さんも多く、実際講義前に「卒業して将来は大変だと思う人は、手を挙げて下さい」と言うと、今回も全員が手を挙げました。
私は、こんなに面白くてまだまだやる事が沢山有り、患者さん、スタッフと喜びを分かち合える職業も少ないと信じています。
特別講義では不安に感じている学生さんに「歯科医師と言う職業を選択して良かったね!」と少しでも理解していただける様に、うめつ歯科医院の歯周病や子ども時代から歯並びの治療を行なった患者さんの治療ケース、歯科医院のシステム、スタッフとどのようにして研修してゆくか等をお話してきました。
講義とその後のディスカッションで2時間半ほどでしたが、あっと言う間に終わり、聞いて頂いた学生さんからも結構質問があり楽しい時間でした。
やはり目がキラキラした学生さんと過ごすと私も増々元気になりますね。
皆さん将来は明るいから頑張ろうね!