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2018年6月の記事

お口の健康と力のバランス

2018/06/19

6月4日は虫歯予防デーでした。

 

この時期になると虫歯予防の記事が、マスコミに沢山出てきます。もう一つのお口の健康に関係する日は11月8日です。こちらは「いい歯の日」に掛けたものです。虫歯ももちろんですが歯周病などの記事もこの時期にも沢山出てきます。

 

さて、「一生自分の歯で健康に食べてゆくためには何が大切ですか?」と言う質問に、大抵の人は「歯磨き」、「プラークコントロール」、「フッ素」などが頭に浮かぶと思います。

 

確かにその通りです。

 

しかし、もう一つ大切な要素があります。

 

さて何でしょうか?

 

実は、今回のブログのタイトルにもあるように「力のバランス」なんです。

 

口の周りにはたくさんの筋肉、少し意味合いが違いますが、ある意味筋肉の塊のような舌もあります。

 

筋肉で言えば左右の頬っぺたの部分にある大きな筋肉「咬筋」。これは物凄い力を出せます。歯ぎしりや噛み締めの際に大活躍する筋肉ですね。歯ぎしりや噛み締めで歯は見事に減って行ったり、割れたりします。下の写真はうめつ歯科医院へ通院されている一人の同じ患者さんの2001年と14年後の2015年のお口の中の写真です。

14年間で噛み締めや歯軋りで、歯がものすごくすり減ってしまいました。

また、歯を支えている顎の骨も歯を守ろうとして、ずいぶんとゴツゴツと大きくなりデコボコしてきたのがわかります。普通に食事をする際に使う筋肉の働きだけで、こんなに歯はすり減りません。またこのような歯ぎしりや噛み締めは、歯周病を悪化させる大きな要因の一つです。

皆さんも歯ぎしりや噛み締めの習慣があるときは、歯科医院でお口の中のチェックしてもらった方が良いと思います。

 

その他、お口の周りの力のバランスの影響をものすごく受けるのが歯並びです。それについては、
また機会があればブログに載せさせていただきます。

第61回 日本歯周病学会参加

2018/06/04

先週は金曜日、土曜日とうめつ歯科医院を休診にさせていただき、東京の新宿にある京王プラザホテルで開催された、第61回 春季日本歯周病学会学術大会に参加してきました。

 

今回の学術大会のメインテーマは「歯周病治療がもたらすQOLの向上」でした。内容的には歯周病治療に際しても、最近は患者さんから比較的審美的な要求が求められます。それに際してどのような治療を提供してゆくかと言う内容でした。

 

 

うめつ歯科医院の6名の歯周病学会認定衛生士と今後認定衛生士の資格試験を受験希望の1名の衛生士1名も参加してきました。

 

学会の認定衛生士、認定医、専門医は資格取得後も継続的な研修が求められ、それができなければ資格更新が認められません。臨床の診療も日進月歩ですし、自分たちの診療が今の水準に達しているのかを確認するためにも、これは良い制度だと思います。

 

やはり時には診療室から出てスタッフも歯科医師も研修しましょう!

 

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