子どもの睡眠障害
春は、なんとなく眠くなる季節ですね。昔から春眠暁を覚えずなどと漢詩にも歌われている季節です。
さて、そんなによく寝れているのは健康なしるしかも知れません。
しかし、一方にはよく寝れないので悩んでいる方も多いのも事実です。いわゆる睡眠障害として有名になった病気の一つとして睡眠時無呼吸症候群と言うのがあります。寝ている間に気道が塞がれ無呼吸が頻繁に起きる病気です。これは大人に特徴的な症状と思っていたら大違いです。
実はお子さんにも多いんです。
この「SDB(睡眠呼吸障害)」は小児も80%で、その中の10〜15%は重症の「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)]がいると言う調査があります(Dr.Derek Mahony)。こんなにいるんですね。
しかし子どもたちは、大人のように自分で症状を訴えることが少ないので、発見されにくいです。
こんな症状があるお子さんは、睡眠障害の可能性があります。
●普段から口呼吸している。
●姿勢が悪く猫背
●集中力が無い
●寝起きが悪く、朝機嫌が悪い。
●目の下にクマができている
●いびきをかく,歯軋りをする
●飲み込み時に下唇の顎に梅干しができる
●写真のように噛み合わせが深く、写真のように噛んだ時に下の前歯が見えない(Deep Bite)
なぜDeep Biteのお子さんが睡眠障害になるかと言うと、噛み合わせが深いお子さんは、下顎の前方方向への発育が悪く舌の奥(舌根部)が気道を狭くしているので、酸素不足になるからです。
うめつ歯科医院に来院されるお子さんの中にもDeep Biteで、養育者の方に伺うと上の様な症状があると言う場合が結構あります。このような時は、V キッズと言うマウスピースによる治療も行っています。(保険診療は適応されません)
Vキッズについてはこちらをご覧ください。
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