禁煙③ 分煙
2012-10-03
禁煙シリーズはこれでひとまず終わりにしましょう。
まだまだ、高橋裕子先生の講演で、役立つ知識を聞いて来ました。
それはまた機会があれば書かせていただきます。
最後の話題。「分煙」
今回は副流煙の害については、喫煙者より更に深刻等はもう一般的になっていますので書きません。
しかしどうしてもゼロに出来ない喫煙者、それなら分煙を考えるしかありません。
日本は世界的に見ても公の場で禁煙が進んでいる国とは思えません。
さすがに交通機関や公共の建物では喫煙出来なくなっていますが、レストランやバーなどは禁煙になっていません。
また、公共の建物でも敷地内禁煙になっている所は少なく、入り口玄関の脇に喫煙コーナーが設けられている所も沢山有ります。
そのような場所での分煙は比較的多いですが、本当に非喫煙者に対して分煙効果があるでしょうか。
今回の高橋先生の講演で興味深い資料がありました。
2010年6月30日に徳島県の徳島阿波おどり空港の野外喫煙コーナーで行なわれた実験です。
喫煙コーナーで喫煙した際、喫煙コーナーから3、7、17m離れた地点での受動喫煙の状況を調べた所、17m離れた所でもWHOの環境基準を越える受動喫煙の影響が測定されていたそうです。
この実験から野外でも喫煙コーナーは,人が多く通る動線より最低20m離すべきという結果が得られたそうです。
20mの距離を多く人が通る動線から離すということは、かなり難しいと思います。