石井正敏先生講演会
2011-10-05
先日の2日の日曜日、新潟市の西堀で開業されている石井正敏先先生の講演会へ、私と歯科衛生士6名で参加してきました。
今回のテーマは『私の歯科医療観ーー45年の歯科医師生活を振り返ってーー』と言うものでした。
石井先生は、まだまだ歯科医師が不足していた時代、開業医は1日100人も看ていた時代に、「こんな治療をして本当に患者さんの歯を残せるのか」と思い悩み、1日20人以下に患者さんを減らし診療する事にした先生です。
さらに大学でも歯周病の教育をきちんと行なっていなかった頃から、自分で海外の文献を読み、また海外の学会に参加し研鑽を積んだ先生です。
著作もタバコと歯周病の関係、更年期などのホルモンバランスと歯周病の関係についての物があります。
私も以前から色々とお話を聞いたり、診療室にお邪魔したこともあります。本当に誠実に45年間患者さんの方を向いて診療をして来た尊敬すべき大先輩です。
今回、まとめてお話を聞く事が出来て単なる知識だけでなく、どう診療室で患者さんと向き合うかを改めて教えていただきました。
やはり、歯周病の治療やメインテナンスには歯科衛生士の役割が大きく、今後もさらに彼女達の活躍の必要性が増すだろうとのことでした。
わたしも全くその通りだと思います。
さらに3人の先生が指定発言として、インプラントについて、噛み合わせについて、歯周病で失った歯を支える骨の再生療法について講演を行い、その後石井先生と意見交換を行なっていました。
今回の企画は友人の寺尾で開業している深井•加藤歯科医院の深井先生が行ないました。深井先生もご自分の症例を提示しながら自分の考えを話していました。
準備も大変だったと思います。ご苦労様でした。
参加した歯科医師、歯科衛生士も74人と沢山集まり、有意義で楽しい研修会でした。