診療以外歯科医師の仕事
2012-03-11
さて、今日のテーマは「歯医者さんて診療以外の時間は何してるの?」です。
大学を卒業して小児歯科の医局に残っていた頃は、帰宅は9、10時は普通でした。
私がいた20年前は診療後、夕方担当学生さんが質問に来たりします。
その質問やその日の治療の説明が終ると7時くらい。
今は、学生さんは時間通り6時までには終るそうです。
もちろん学生さんはその後自分で勉強でしょう。
私はそれが終ると研究活動です。
大学は診療•教育•研究が3つの柱です。研究に使う時間は結局夜の7時過ぎでした。
特に学会発表の直前は12時過ぎまでは普通でした。
そんな時、ふと思うのは「開業すると診療以外に仕事はそんなに無いので良いだろうな」ということでした。
ところがいざ開業してみると、これが結構色々な仕事があります。
結論から言うと「大学で勤務していた方が、それでも自由時間はあっただろうな」です。
本当に「隣の芝は青く見える」の世界でした。
但し、この自由時間の定義が難しい。
結局、今忙しいのは、自分で主体的に決めたことを行なう時間が沢山必要だと言う事です。
大学時代は誰かが決めた予定に従って動く、特に大学に残って5、6年以内はそうでしょうね。
今は、診療、自己研修、医院運営等もスタッフと協力して行なっていますが、最終責任者は院長の私。
ここの所が大きなポイント、やろうと思うといくらでも仕事が出て来ます。
昼休みには紹介状を書いたり、患者さんを紹介していただいた先生にお礼とご返事を書くことも多いです。
また、来客の方とお会いしたりして、結構昼休みはそれで終ってしまいます。
更に、思いついたブログのテーマを下書きにしておくことも大事な仕事。
夜は歯科医師会の会合やその他会議で、帰宅は9時過ぎの日も多い、今はだいぶ減りましたが一時は週に3、4回はそのような会議があり、帰宅は9時、10時という時代もありました。
ちなみに友人の新発田市のI先生は、朝の4時過ぎに起床して朝からその日のカルテに目を通し、その他雑用をこなし、9時から診療、診療終了は7時ぐらい、その後また細々とした仕事をして、帰宅は9時過ぎ。
やはり何処までも忙しいという現実は変わりません。
さて、今日は日曜日、午前中は蘭を預かっていただいている温室で蘭の手入れ。
午後は、今週の中国語と英語のレッスンの復習、夕方と9時過ぎに英語のレッスンで1時間半。
その合間に今月で代表幹事が終る新潟臨床小児歯科研究会の幹事会の引き継ぎ資料の作成。
ついでに、そろそろ5月の日本歯科大学の5年生の講義のアウトラインの作成でもしようかと考えています。
やっぱり閑無しです。