歯周病と喫煙
2012-03-19
以前禁煙した患者さんの歯ぐきの色素沈着が消えて来たことを書きました。
喫煙率の低下が著しいようです。
特にこの数年男性の減少幅が大きいようです。
その一方女性はあまり変化無く12%程度です。
以前から目標値を示す事には、各種団体からの慎重な意見があり出来ませんでしたが、今回はきちんと目標値を定めました。
当面の目標値は10年後に12%で、現在の約60%です。
問題はこれを達成するのにどのような施作を実施してゆくかです。
色々な分野からのアプローチが必要でしょうね。
数年前から健康保険で喫煙者に対しての禁煙支援を適応した事も1つの方法でした。
歯科でも歯周病の因果関係が沢山報告されています。
一般的には歯周病に関して、喫煙者は非喫煙者に比べて4~5倍のリスクがあると言われています。
うめつ歯科医院では歯周病の患者さんには治療に際して、かならずタバコの問題についてお話しています。
また、喫煙は個人の嗜好問題ではなく周りにいる家族、特に子どもたちにも影響があります。
私たちも今後も子どもたちのためにも、禁煙のお手伝いをしてゆこうと思っています。