1歳児歯科健診
13日木曜日、新潟市秋葉区の1歳児歯科健診に従事してきました。
1歳児のお子さん対象ですが、お口の中はまだ歯が1本も生えていないお子さんから、12本生えているお子さんまで様々です。
健診ではお口の中を見せていただくだけではなく、お口の中の事に対する色々な心配事に対する相談を受けます。
また歯科衛生士さんによる仕上げ磨きの指導、希望者へのフッ素塗布(有料)、保健師さんの育児相談、栄養士さんから離乳食指導等を受ける事も出来ます。
小児期の予防歯科がやる事として一番大切なことは、むし歯の予防ですが、もう一つ大切なことは不正咬合など歯並びが悪くなる事への予防です。
歯周病については乳歯だけの時期は、まだそんなに大きな問題を生じることはありません。
さてそんな中で今回も受診した保護者から多かった相談は、「仕上げ磨きの時に泣いて困る」と「指しゃぶりが心配」でした。
この時期に仕上げ磨きを始めて、泣かずに上手に磨かせてくれるお子さんはあまりいません。
健診のように多くのお子さんが集まる場所で、保護者の皆さんに他のお子さんの状態を見ていただくと、自分のお子さんだけが特別嫌がっているわけでないことがわかり安心されます。
とにかく歯が生えたら最初はガーゼなどで歯を擦り汚れを取る。
次に2〜4本生えたら歯ブラシに替えて、仕上げ磨きを始めてもらう事が大切です。お子さんは特別痛いことをしない限りは、何時までも嫌がったりして将来的に歯磨きを嫌いになる事はあまり有りません。
もう一つは「指しゃぶり」の心配ですが、これは3歳頃までは様子を見てあげてください。
4歳頃までに止めることができれば、変形した歯並びも自然に治る事が多いです。治らない場合は「舌癖」という更に歯並びに悪影響を与える悪習慣に移行していく事がありますので、小児歯科専門医に受診をお勧めします。
うめつ歯科医院のホームページより→https://www.umetsudental.com/wp1/きれいな歯並びに必要な事