新潟市1歳児歯科健診
13日の木曜日、新潟市秋葉区の健康福祉センターで1歳児歯科健診に従事してきました。
今回は44名の受診者に健診と歯磨き指導、数名に栄養士による離乳食等の指導を受けていただきました。
また、歯がある程度出ていてフッ素塗布希望の方には、ふっと塗布も受けていただきました。
毎回、この健診に従事して「あっ、やっぱりそうか」、「へ〜そうなんだ」と思う事があります。
今回は「あっ、やっぱりそうか」と思った事は、まずこれでした。
1歳児のお子さんに乳製品を離乳食として加え始めるのは、アレルギーがなければ良い事です。
しかし、その際にヨーグルトや乳酸菌飲料を選択してしまう保護者が案外多く、今回も数名いらっしゃいました。
乳酸飲料はほぼ全て砂糖が驚くほど入っています。(70〜80ml1本に10g以上)
ヨーグルトは「プレーン」の物は問題有りませんが、そうでない物はやはりあの乳酸の酸っぱさを食べやすくするために多量の砂糖を加えてあります。
今回、これら砂糖を加えてある乳酸飲料やヨーグルトを離乳食の一部として選んでしまっている保護者の皆さんに、選んだ理由を伺ってみました。
答えは皆同じでした。「子供用とか乳児用、赤ちゃん用と書いてあるので、良いと思った」です。
これらはお子さんに良いからでは有りません。そう書いてあれば子育て中の方に買ってもらえるからです。
でも、そう書いてあれば買ってしまいますよね。
多少、糖分が少ないといっても乳酸を基本と来ている食べ物ですから、相当砂糖が入っています。
お子さんが食べる物は必ず保護者の方が、食べてみて甘さを確認していただくと良いと思います。
もし,乳製品を離乳食として取り入れるなら、まず乳酸菌飲料は選ばないこと、ヨーグルトであればプレーンの物にバナバ等の果物を混ぜて甘くしてあげた方が良いでしょう。あくまでも自分で混ぜてくださいね。最初からフルーツ混じっているのは、砂糖が加えてあります。
果物の自然の甘さ、砂糖でなく果糖の方がむし歯にもなりにくいです。