奇跡のリンゴ
秋も本番、先日長野へ行った時も小布施のSAでは、産直のリンゴが沢山販売されていました。
小布施で売られていたリンゴで一番多いのは「秋映」という品種で、真っ赤なとても立派なリンゴでした。
さて、今週水曜日に,3年ほど前から通院している新潟市中央区紫竹の「官足法血液循環療法院」の森さんの所へ行って来ました。
ここに通院することになったきっかけは、うめつ歯科医院に現在も定期検査でいらしているSさんのお勧めです。
当時、腰痛に悩んでいた私を見てSさんが担当衛生士に「先生、だいぶ腰悪いみたいでから、ここに行く様に勧めて」と言って、診察券を置いていってくれました。
確かに腰痛は、歯科医師に職業病のようなもの。
私の周りの歯科医師も腰痛で悩んでいる人はたくさんいます.
森さんのおかげで、長年悩まされていた腰痛もだいぶ顕現され、ほとんど気にならなくなりました。
さて、本題。
先日,治療をして頂いている時に森さんとお話していて、ヤンキースのイチロー選手のことになりました。
私も森さんもイチロー選手の大ファン。今年の始めにNHKで放映されていたイチロー選手の特別番組について話していたら、見なかったとの事なので、収録したDVDをお貸することにしました。
イチロー選手のDVDを見た後、「先生、このDVDを見ませんか?」と貸していただいたのが、このDVDです。
NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」
「リンゴは愛で育てる 農家 木村秋則の仕事」
早速みましたが、内容の素晴らしさ、木村さんの仕事の流儀に圧倒されました。
リンゴは農薬と肥料で育てると言うのが常識の時代に、自身と奥さんの体の変調をきっかけに「無農薬」でリンゴを育てることに挑戦。
8年間実がならず無収入、最後は自殺まで考え岩木山の山中をさまよい、その中で見つけた「自然の木は農薬も肥料も無いのに、すくすくと病害虫にもおかされず元気に育っている」その現実。
そこからの再出発。
そして現在の成功に至までの経過を、笑いながら話す木村さん。
もうただただ圧巻でした。また、その中でやはりすごいなと思った事は、8年間自分がリンゴの木に行なった色々な事を細かく記録している事。
そして司会者の茂木健一郎さんが、「何が違いますか?」と言う問いかけに、ご自分の目をさして「ここです。良く見る事です」
と言われていました。
とにかくリンゴの木を良く観察して、過去の記録、体験から考えること。
これは私たちの臨床でもとても大切なこと。どうしても忙しい毎日、普段通りにいつもの治療と思っていると、この良く観察して考えることがおろそかになります。
記録の大切さ。常に前に行なった治療が今どうなっているかを振り返り考える事は、本当に大切と改めて思いました。
また、NHKでこの番組を見た方も、このDVDに収録されている未放映のスペシャルトークの部分は、とても良かったので、DVDをお勧めします。