予防歯科 宮崎先生の最終講義
2018-04-10
先月14日、私の大学院の恩師の新潟大学予防歯科の宮崎教授の最終講義を聞かせていただきました。
テーマは「新潟発祥 オーラルヘルスプロモーション」
新潟市で30年以上に渡って行った市民の健康調査から得られたデータで、お口の中の健康が全身の健康、健康寿命と関連があることを証明した宮崎先生の研究成果の説明は、大変興味ありました。これが新潟県の「新潟県歯科保健推進条例」の作成に向かうことになりました。
又、若い研究者や歯科医師に疫学の大切さをわかりやすく説明していただきました。
最後に、壊血病の原因を突き止めた高木兼寛と日本海軍。原因を突き止められなかった森林太郎(森鴎外)と日本陸軍の話を例にして、常に批判精神を持って一つ一つを調べてゆくことの大切さもお話しされていました。
3月で新潟大学を退官され、4月から新しい大学へ移られても、宮崎先生の活躍を祈念いたします。