ちゃんと咬んで、しっかり噛もう(2)舌食べ期
夏休みに入りバタバタしていて、しばらくブログの更新ができませんでした。
さて、以前のブログで取り上げていた話題に戻ります。
お子さんが食べ物を口に入れて、大人と同じように噛んで飲みこめるようになるまでには、歯の生える時期によって、次のようなステップで学習してゆきます。
口唇食べ期についてはうめつ歯科医院のホームページの3月21日のブログに書かせていただきました。
ちゃんと咬んで、しっかり噛もう⑴(口唇食べ期)
→https://www.umetsudental.com/wp1/2018/3/?cat_slug=i-blog
【口唇食べ期(ゴックン期)】・・・・歯が生える少し前の段階
【舌食べ期(モグモグ期)】・・・・・下顎乳中切歯が生え始める時期
【歯ぐき食べ期(カミカミ期)】・・・上下乳中切歯・乳側切歯(8本)が生える時期
【手づかみ食べ期(パクパク期)】・・上下前歯が生えそろい、第一乳臼歯が生え始める時期
【歯食べ期(カチカチ期)】・・・・・第二乳臼歯も生え、乳歯が生えそろう時期
舌食べ期の時は、やっと下アゴの前歯が2本生えている時期です。まだまだ離乳食の真っ最中ですね。
この時期は、離乳食の形状が非常に大切です。
離乳食の形状としては下記のような事が大切です。
◎ 舌でつぶせる豆腐(絹ごし) やプリン状のものや飲み込みやすいようにとろみをつける
◎ 硬いままだと丸のみしてしまったり、吐き出してしまうので、気をつける
◎ 小さすぎたり、薄すぎたりしても舌でつぶしにくいので軟らかくて、ある程度の大きさや厚さ(5㎜ほど)が必要
以上のようなことに気をつけてあげて下さい。
また食べるときの姿勢も大切です。
下のように食事の時は椅子に座らせ必要な力が入れやすいように、足の裏が床や椅子の補助板にピッタリつく姿勢をとるようにすることも大切です。
またスプーンで食事を摂るので、その使い方も大切です。これも3月21日のブログの後半に「食べさせかたのポイント」としてスプーンの使い方で書かせていただいています。そちらを参考にしてください。
→https://www.umetsudental.com/wp1/2018/3/?cat_slug=i-blog